2024年5月31日
認知症高齢者、40年に584万人 厚労省が約10年ぶり推計値 200万人下方修正
厚生労働省は約10年ぶりに認知症高齢者数将来推計を公表した。高齢者人口がピークになる2040年時点で、認知症高齢者数は584.2万人(有病率14.9%)、今回初めて推計に加えた軽度認知障害(MCI)は61.8万人(同15.6%)に上るとした。認知症高齢者数は12年公表推計値802万人から200万人余り下方修正した。
新会長に打田副会長 道介護福祉士会が役員改選
北海道介護福祉士会は2024年度第1回理事会と定時社員総会を開催した。理事会では任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に打田仁美副会長(エムリンクホールディングス、いちい)が選ばれた。総会では福祉4団体で実行委員会を立ち上げ、高校生を対象に介護福祉・障害福祉に関する啓発イベント25年度開催に向けた検討に着手するなど、24年度事業計画を承認した。
求人情報掲載料を半額補助
介護専門職、施設・訪問介護など対象 札幌市・はたサポ
札幌市働き方改革・人材確保サポートセンター(はたサポ)は、人材を確保したい市内中小企業等に対し、広告媒体への求人情報掲載料を半額補助する「求人情報発信補助金」申請受け付けを開始した。「介護の専門的職業」「施設介護の職業」「訪問介護の職業」など人手不足の深刻な職種を対象としており、介護関連法人の大半が活用できそうだ。
手作り装飾品で天井、壁彩りSNS発信 ケアハウス千歳ふくろうの園
千歳市にあるケアハウス千歳ふくろうの園(定員50人)は、職員と入居者が手作り装飾品で施設内の天井や壁を彩り、季節ごとの様子をSNSで発信している。施設内の雰囲気が明るくなるほか、入居者が自室を出て手先を動かす機会になっている。
準備ゼロの事例検討会=札幌市北区
提供者の負担軽減、問題解決能力向上も期待
介護を要する高齢者の個別事例を複数専門職が検討して援助・支援の方向性を協議、より良いケアにつなげる事例検討会。参加者の学習になる一方、資料作り等負担から、事例提供者になるのに抵抗感を覚える人もいる。札幌市北区では、居宅ケアマネや地域包括支援センタースタッフの有志が参加し、提供者が準備ゼロで開催する事例検討会を2019年から開催。提供者の負担を軽減することで新たな提供者参加を促し、柔軟な事例提供やスキル向上効果も期待されている。
●介護事業倒産過去最多51件 1~4月 東商リサーチ調べ
●BCP未策定減算 必要な措置講じてなければ対象に 24年度報酬改定Q&A
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)
【連載】●地域包括ケアを実現するために―2040年に繋ぐ診療報酬改定を読み解く=12
札幌西円山病院経営管理部長 大植友樹氏
●専門医が教える認知症ケア最前線=14
市立病院前老年内科メモリークリニック(札幌市中央区) 中野正剛院長