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「認知症マフ」で広がる循環の仕組み 苫小牧東病院、シュタット ほか

2024年6月14日

「認知症マフ」で広がる循環の仕組み 苫小牧東病院、シュタット

 認知症症状のある高齢者らの手に触れる感覚によって、気持ちの落ち着く効果が注目されている円筒状ニット「認知症マフ」。苫小牧市内の通所介護利用者や、サービス付き高齢者向け住宅に暮らす入居者が手作りし、市内の病院に寄贈する循環の仕組みが広がっている。カラフルな毛糸などで手編みされた認知症マフは英国発祥。長さ約30センチの円筒状ニットに、片手を差し込んで使用する。外側には花や動物などのアップリケが飾られ、内側に縫い付けられた毛糸玉や紐(ひも)を手で握れるようになっている。



札幌市厚別区の3社会福祉法人が買い物ツアー再開 
高齢者を送迎車で支援

 札幌市厚別区青葉地区の自治会「青葉町E・F団地あさがお会」住民を対象にした買い物ツアーが4年ぶりに復活した。住民送迎には、地域に根差した3つの社会福祉法人が車両とドライバーを出して協力。地元法人が垣根を超えて地元自治会に力を貸し、買い物に困る高齢者を商業施設まで送迎した。複数法人が連携して高齢者の移動を支援する、全国的にも珍しい取り組みだ。



胃ろう幼児受け入れ、「富山型デイ」効果を再認識 
地域共生ホームみんなの家(小樽市)

 小樽市内初の「富山型デイ」としてメルシーが開設し運営する、地域共生ホームみんなの家は2018年7月開設から間もなく7年目を迎える。地域密着型通所介護利用は好調の一方、障害児デイは必置の専門職、児童発達支援管理責任者採用に至らず、開設できないのが現状だ。スタッフの子が訪れて高齢者と触れ合ってきたが、20年4月から3歳児を自費サービスとして3年間預かり、子どもがいることによる高齢者の精神面への好影響を再認識。今後もあきらめず開設を模索する。


敷地内で地元小学生和太鼓演奏会 看護小規模多機能サスイシリの里(石狩市)

 石狩市の看護小規模多機能型居宅介護サスイシリの里は、敷地内駐車場で地元小学生による和太鼓演奏会を開催した。利用者や家族、関係者の温かいまなざしが向けられる中、心を揺さぶる力強い太鼓の音が響いた。事業所を訪れたのは、地元で活動する「つくし子供太鼓愛好会」所属の花川小学校に通う11人。練習の成果を発揮し、息の合った見事な撥(ばち)さばきを披露した。



レクに健康マージャンを導入、デイサービスこもく(札幌市清田区)

 5月に札幌市清田区で開設した地域密着型通所介護「デイサービスこもく」は、レクリエーションの一環で、健康マージャンを積極的に取り入れている。デイ利用を敬遠しがちな人も、マージャンで興味を引くことで気軽に通い始めてもらうのが狙い。近隣住民がボランティアで相手するなど、地域交流の場にもなっている。



●介護報酬改定Q&AVol.7 協力医療機関連は情報共有同意ない入所者にも急変時対応を

●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】社会保険労務士法人WORKid(札幌市北区) 沢田寿晴代表

【連載】●地域包括ケアを実現するために―2040年に繋ぐ診療報酬改定を読み解く=14

     札幌西円山病院経営管理部長 大植友樹氏

    ●地域包括ケアシステム深化に資するICT活用による医療・介護情報共有の

     仕組みづくり=(下)

     北海道総合研究調査会(HIT)医療介護研究部研究員 中西亮平氏

    ●こんなときどうする!? ケアマネジメントのよくある疑問=1

     ケアレジェ代表取締役 高松誠氏

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