2025年8月1日
フィンランド発祥スポーツ「モルック」 介護予防教室やレク、道内でも静かなブーム
道内介護予防教室、通所介護のレクリエーションで、フィンランド発祥スポーツ「モルック」が静かなブームを迎えている。2024年に函館市内でモルック世界大会が開かれたのを契機に、介護職、道民の認知度が高まったためで、棒を投げてピンを倒す身体的負担の少ない動作で楽しめ、「ルールは簡単でゲーム性が高く、プレイヤー同士の会話も促される」と取り組みやすさが好評の要因のようだ。
地域の駆け込みステーションに 渓仁会・にしまる訪看ST(札幌市中央区)
渓仁会グループの札幌西円山病院が母体となり札幌市中央区に開設された「にしまる訪問看護ステーション」。看護師7人が日常生活援助、医療処置・管理等に臨むほか、同病院医療ソーシャルワーカー、ケアマネとも連携して在宅支援を展開。地域住民が集う場としての活用も念頭に置き、医療・介護相談も受けるなど、「地域の駆け込みステーション」として在宅支援を実現する。
心身に余裕で業務効率向上 ノーリフティングケア学ぶセミナー テクノエイド協会が札幌で
テクノエイド協会は「ノーリフティングケアの基礎知識を学ぼう」をテーマにセミナーを札幌市内で開いた。講師を務めた一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク(高知市)下元佳子代表は介護リフト等福祉用具導入で高齢者を人力で持ち上げず、介護職の腰痛予防等身体負担軽減、高齢者の拘縮防止などメリットを強調。「1人ひとりの心身の余裕があることで、業務効率が上がる」と力を込めた。
オリジナル栄養水無料提供 老健とかち(音更町) デイケア利用者熱中症対策で
猛暑が続いた十勝管内。音更町の老健とかちは、併設通所リハビリテーション利用者の熱中症リスク対策として「オリジナル栄養水」無料提供を始めた。厚生労働省、日本気象協会などが経口補水液代わりに紹介している飲用水を、老健とかち管理栄養士がアレンジ。栄養価を変えることなく、さまざまな彩りと風味を取りそろえ、利用者が好み、気分で選べるようにした。
【連載】●ケアマネ受験対策講座=6
北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
●看取りの介護人類学=26
日本医療大総合福祉学部教授 林美枝子氏