2025年7月25日
温かいスープがつなぐ地域の絆 旭川・永山地区「スープの冷めないきずなづくり」
孤立防止、世代間交流を生む訪問型プロジェクト
高齢化や地域のつながり希薄化の進む中、高齢者の食の健康と孤立防止両立を目指したユニークな取り組みが旭川市永山地区で広がっている。永山まちづくり実行委員会を中心として進められているのは「スープの冷めないきずなづくり」と名付けられたプロジェクト。地域の多様な団体の協力の下で、学生ボランティアが高齢者世帯を訪問し温かい手づくりスープを届ける活動で、世代間交流を生み出している。
札幌市手稲区内認知症GH管理者ら グループ「ぐるホットていね(仮)」立ち上げ
横つながり、顔見える関係づくり
札幌市手稲区内の認知症グループホーム管理者らが、横連携構築と顔の見える関係をつくる目的のグループ「ぐるホットていね(仮称)」を立ち上げた。運営、ケアに関して実情に沿った情報を得られる場にしたい考えで、今月上旬に開かれた初会合では、出席者から「横のつながりが欲しい。負担なく集まり、情報交換したい」と期待の声が聞かれた。
小規模多機能が地域支える 美瑛慈光会・安倍信一氏講演会 高住協
道高齢者向け住宅事業者協会は社会福祉法人美瑛慈光会相談役・安倍信一氏の講演会を札幌市内で開いた。安倍氏は「振り返れば『地域包括ケア』へと続く道だった」をテーマに、美瑛町内に複数小規模多機能型居宅介護を展開することによる地域サテライトケア実践を紹介。職員が地域と関わりを密にする意義を語った。
介護と仕事両立を 札幌・279が支援セミナー開催
札幌市を拠点に居宅介護支援事業所つなぐ手ケアマネセンターなどを展開する279(つなぐ)は介護と仕事の両立支援セミナー「カイゴと働くにまつわる話し」を同市内で開催した。
65歳以上高齢者いる世帯半数超 24年国民生活基礎調査
厚生労働省のまとめた2024年国民生活基礎調査によると、24年6月6日時点の世帯総数5482万5000世帯に対し、65歳以上高齢者のいる世帯は2760万4000世帯で全世帯の50.3%を占めた。
【連載】●ケアマネ受験対策講座=5
北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
●看取りの介護人類学=25
日本医療大総合福祉学部教授 林美枝子氏