2024年8月2日
相談支援体制構築6割超 道内市町村ケアラー支援取り組み状況
窓口明確化は5割未満
2024年度第1回北海道ケアラー支援推進協議会が開かれ、道は道内179市町村を対象に行った取り組み状況調査結果を報告した。5月1日時点で「相談支援体制を構築している」市町村は前回調査の23年7月1日時点に比べ15.1ポイント増え、62.6%に達すると分かった。「ケアラー支援に関する窓口の明確化」を行っている市町村は16.2ポイント増の45.3%だった。
同調査は23年度から3年間を計画期間とする北海道ケアラー支援推進計画で、最終25年度に実施割合100%を目指す「市町村の取り組み」として設定している、①相談支援体制構築と窓口の明確化②分野横断的な連携体制・協議体制の整備③交流拠点の整備④活用可能な社会資源の周知―の実施状況把握が狙い。22年7月、23年7月に続き、今年5月1日時点の状況についてと3年連続で行った。
対人援助職価値観で職務を 札幌市ケアマネ連協手稲区支部研修会
札幌市介護支援専門員連絡協会手稲区支部は定例研修会を同区内で開いた。「『対人援助職とは』~自分の価値観で支援してない!?〝専門職〟と〝自己〟の価値観」をテーマに、社会福祉法人禎心会特養ら・せれな施設長の村山文彦氏(認定社会福祉士、主任ケアマネ)が講師を務めた。参加者は講義、演習を通じて個人としての価値観と専門職としての倫理観のすみ分けなどを学んだ。
自分の思考の癖、価値観に気づき、対人援助職としての価値観に基づいてアセスメントなど職務に取り組んでもらう目的で開かれた。
栗山町・北海道介護福祉学校と連携協定締結11町村
自治体が学生にまちの魅力紹介
介護人材育成・確保・定着促進、福祉教育推進などを目的に北海道介護福祉学校を運営する栗山町と連携協定を締結する自治体が14町村に上る。人材確保への期待がある中、同校は、協定締結自治体が学生に対してまちの魅力を発信する「紹介事業」を初めて実施。慢性的介護人材不足に悩む参加自治体からは、人材確保につなげる期待の声が聞かれた。
保険外看護サービス提供 Ramm's(札幌市中央区)
外出付き添いなど「思い」かなえる
札幌市内で保険外看護サービスを専門で展開しているRamm's(ラムズ)は、在宅療養者の受診やイベント参加に付き添い、「1人では難しいけど、やりたい」という思いをかなえる支援を提供している。摂食嚥下障害看護認定看護師らが食支援、家族向けに食形態をアドバイスするほか、病気・障害で気軽に出かけられない人たちの自分らしい生活を支援する。
●特養とGH2件 千歳市が25年度整備事業者公募
●24年度改定対応新LIFE稼働 操作マニュアルと活用手引き公開
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)
【連載】●地域包括ケアを実現するために―2040年に繋ぐ診療報酬改定を読み解く=20
札幌西円山病院経営管理部長 大植友樹氏
●ケアマネ受験対策講座=4
北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)
奥田龍人代表理事
●こんなときどうする!? ケアマネジメントのよくある疑問=8
ケアレジェ代表取締役 高松誠氏