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第9期介護保険料、道内2割弱が引き下げ 
基金取り崩し上昇抑制、介護予防取り組み成果の可能性も ほか

2024年4月19日

第9期介護保険料、道内2割弱が引き下げ 
基金取り崩し上昇抑制、介護予防取り組み成果の可能性も

 道内156保険者の多くが第9期介護保険料(2024〜26年度第1号被保険者)を引き上げ・据え置きとする中、全体の2割弱に当たる30保険者は第8期に比べ基準月額を引き下げた。下げ幅は夕張市が最も大きく900円以上、次いで増毛町、えりも町が約800円など。準備基金取り崩し以外の引き下げ要因として▼人口減による給付費見込み減少▼3月末で廃止された介護療養型医療施設の医療病床への転換▼コロナ集団感染による管内施設休止▼介護予防の取り組み成果—などがあると見る。



札幌市東区・社会福祉法人豊生会 「ユースエール企業」認定

 札幌市東区で介護事業、保育所を運営する社会福祉法人豊生会は、若者の採用・育成に積極的で、雇用管理状況などが優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する「ユースエール認定企業」の認定を受けた。同法人は「働きやすい環境が職員の確保、定着につながり、利用者へより良いケアができれば」と展望している。



コミュニティ・カフェふうしゃ(札幌市西区) 
活動10年目で幅広い世代の住民が交流する場に

 札幌市西区で社会福祉法人宏友会が運営するコミュニティ・カフェふうしゃが、2015年2月の開設から10年目を迎えた。世代を越えた地域住民の通いの場として、認知症高齢者の見守りや住民活動の拠点としての役割を担ってきた。2020年介護予防センターを併設しており、訪れた人の体操参加や、健康相談など、介護予防と高齢者支援、地域連携の拠点として機能している。



福祉のしゃべりば(札幌市豊平区) 支援者らの新たなつながりの場に

 札幌市内で月1回、福祉支援者らの交流会を開いている任意団体「福祉のしゃべりば」が、活動開始から1年を迎えた。参加者は多職種に広がり、福祉関係者が互いに支え合い、新たなつながりやアイデアを生み出すきっかけづくりが進んでいる。



ケアマネが障害者施設をサポート ウェルフェアネクスト(札幌市北区)

 札幌市北区の介護コンサルティング業、ウェルフェアネクストが、障害者施設を対象にした支援に力を入れている。ケアマネである大浦孝之代表(介護福祉士)が専門職としての知見を生かし、65歳になった障害者の介護保険サービスへの移行に際し、施設側に制度に関してアドバイスするほか、認知症になった高齢障害者に対応するため、職員にも介護技術などを指導する。介護保険制度に明るくない施設関係者もいるため、今後のさらなるニーズを見据えている。



●ケアマネジメント諸課題検討会が初会合 業務範囲など整理

●介護事業所3月指定、訪問看護7件・介護医療院1件など

●処遇改善加算Q&A(第2版)、厚労省が算定ルール等示す

●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)

 

【連載】●地域包括ケアを実現するために―2040年に繋ぐ診療報酬改定を読み解く=7

     札幌西円山病院経営管理部長 大植友樹氏

    ●医療と介護の連携」で考える=12

     北見市医療・介護連携支援センター 関建久センター長

    ●専門医が教える認知症ケア最前線=9

     市立病院前老年内科メモリークリニック(札幌市中央区) 中野正剛院長

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