2025年5月1日
ケア 2025年5月号
特集記事
胆石症
―胆石保有者は1000万人超 増加傾向続く
胆石症は、肝臓でつくられた胆汁が胆のうを経由して十二指腸へと流れるルート(胆道)に結石(胆石)ができる疾患だ。胆のうや胆管に胆石が詰まって炎症を起こすと、右の脇腹やみぞおちに激しい痛み(胆石発作)や黄疸などの症状を呈する。胆石保有者は国内に1000万人を超えるとされ、危険因子である肥満人口の増加に伴い、さらに増え続けていると推測されている。札幌徳洲会病院(厚別区)の倉内宣明胆道外科顧問に胆石症の症状や治療について解説して頂いた。
たばこの害と肺ドックのススメ
―肺がんを防ぐための第一歩は禁煙から
たばこは、肺がんだけでなく、さまざまな肺疾患を引き起こす要因の一つである。それだけに、疾患の早期発見が大切なことは言うまでもない。特に愛煙家の方に、肺ドックをお勧めしたい。喫煙がもたらす身体への影響や早期発見のための肺ドックについて札幌南三条病院(中央区)健診センターの本田泰人センター長にアドバイスしていただいた。
介護保険施設の種類
介護保険サービスで、入所サービスを受ける施設を「介護保険施設」という。介護保険施設は、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設(老人保健施設=老健)、介護医療院の3種類がある。このほか、入居している要介護者を対象に日常生活や療養上の世話、機能訓練などを提供する特定施設入居者生活介護も介護保険の対象となる。それぞれの施設概要を紹介する。
やけどの基礎知識
―応急処置、受診の目安、治療法
やけど(熱傷)は、日常生活で最も多いけがの1つで、熱湯、炎、金属などさまざまな熱源に皮膚や粘膜が接触することが原因となる。アイロン、電気ケトル、フライパンなどやけど事故の危険はあらゆるところに潜んでいる。やけどをした時に、病院に行くべきか、自宅で手当てできるのか、と判断に迷うことも多い。札幌医科大学医学部形成外科学講座の原田二郎助教に応急処置、受診の目安、治療法などやけどの基礎知識について伺った。
カラーグラビア /いいMONOみつけた
暮らしのさまざまなシーンで、あると便利な「いいもの」をご紹介します!
今月は「ボールペン」と「シャープペンシル」です。
取材協力・ハンズ札幌店