2025年10月13日
マッチング25年度中間公表 本道1位希望数318人 前年度比10人増
医師臨床研修マッチング協議会は、2025年度マッチングの中間公表時点における希望順位表登録者数(1位希望参加者数)を公表した。本道は3医育大病院が前年度から14人減の22人、臨床研修病院(55病院)の登録者数は10人増の318人。3次医療圏別で定員を上回ったのは道南(2人増)のみだった。
札幌慈啓会100周年記念学会 10年後に実現したい未来へ
法人ビジョンをリリース
札幌市中央区の慈啓会病院(木村裕一院長・235床)などを運営する社会福祉法人札幌慈啓会(太田眞琴理事長)は、第27回福祉・病院学会を開催した。今回は創立100周年を記念した特別学会で、蝦名真法人本部企画部長が、「札幌慈啓会 法人ビジョン2025」とその作成に至るストーリーを紹介。100周年記念シンポジウムでは、北星学園大社会福祉学部の畑亮輔教授が「地域の社会課題概論」について講演した。
あさぶハート・心リハクリニック 外来心リハ専用の無料送迎
参加頻度増で収益向上へ
札幌市北区の医療法人新楓和会あさぶハート・心リハクリニック(福島新理事長、津田正哉院長・無床)は、自力での外来心臓リハビリテーション通院が困難な患者に対し、毎週無料送迎を行っている。心リハ専用の送迎車は全国でも珍しい取り組みで、患者は「家まで迎えに来てくれるなら毎週行こう」と意欲が向上。心不全再入院を未然に防ぐとともに、リハ頻度増加で、収益向上につながっている。
25年度マッチング中間公表 大学病院本院1位希望者数1569人
道内最高は北大9人、充足率26.5%
医師臨床研修マッチング協議会がまとめた2025年度マッチング中間公表結果では、防衛医大を除く全国81大学病院本院で1位希望者数が最多だったのは順天堂大の70人(前年度比6人減)で、獨協医大52人(同9人増)、東大48人(同12人減)、東京科学大(旧東京医科歯科大)46人(同10人減)と続いた。定員充足率が100%を超えたのは順天堂大のみだった。
「自分語り」で健康寿命延伸、孤立防止 札幌市北区第2包括支援センター
男性社会参加の場創出
札幌市北区第2地域包括支援センターは、男性高齢者社会参加の場創出を目的とする新たな取り組み「自分語りの会」を同区内で開始した。過去の職業、趣味など、男性が自身のこれまでを参集者に語る場を企画。通所介護事業所、サロンへ通うのに抵抗がある男性の集いの場として定着させ、健康寿命延伸を図る考えだ。
大学病院24年度収支 508億円の赤字─AJMC
全国医学部長病院長会議(AJMC)が「2024年度大学病院の経営状況」を公表した。国立大病院、公立大病院、私立大病院の経営状況の推移について、これまでに調査した結果をもとに整理したもので、全国の大学病院の収益が3兆3552億円と前年度比で1130億円増加しているものの、経常費用が3兆4060億円となり収益を大幅に上回った結果、508億円の赤字になったと報告している。
●日医が2案 26年度診療報酬改定で 物価・賃金上昇の新仕組み導入提言
●北海道医療センター CPX検査で運動耐容能評価 心疾患患者の運動・リハ継続を支援
●清光園(夕張市)と北洋銀行 ポジティブインパクトファイナンス契約締結
●25年度マッチング中間公表 大学病院本院1位希望者数1569人
道内最高は北大9人、充足率26.5%
●「ま、いっか」と受け止め支える 注文を間違えるレストラン
─認知症の日イベント 札幌・北区、伊達で
●診療報酬改定の中長期的検討課題 看護必要度、包括期入院医療など
─入院・外来分科会で初めて整理