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公営病院23年度決算 道内78事業の経常利益 前年度から9割減 ほか

2025年2月17日

公営病院23年度決算 道内78事業の経常利益 前年度から9割減

 道がまとめた2023年度地方公営企業会計の決算状況によると、道内78事業・85病院(増減なし)の経常収支の合計は、121億3200万円の赤字となった。経常利益が前年度から9割減の13億300万円、経常損失は大幅増の134億3500万円で、49事業(23事業増)が赤字だった。

 累積欠損金は1減の56事業で生じ、合計額は6.6%増の1585億1900万円。不良債務は70.3%増の11億6500万円で、資金不足額は27.8%増の1億100万円。



札医大 PHR普及へ健康管理アプリ活用 ウェアラブル端末と連携

 

  札医大(山下敏彦学長)と札医大病院(渡辺敦院長・848床)は、病院と患者をつなぐ健康管理アプリケーション「ポータブルカルテ」を導入、患者がスマートフォン上で自身の健康状態等を管理する診療データ・健康データを用いた全国初のデータポータビリティー事業を進めている。実臨床での運用開始から1年が経過し、2024年9月より院内に専門スタッフが常駐するスペースを運営してから、利用者数は200人に迫る。今後、他施設との連携も含め、さらなる利用の拡大を図っていく。



歯科衛生士 離職経験者75.4%に上る 改善は休暇取得や雇用安定など高く
─22年度勤務実態道調査

 道がまとめた歯科衛生士の2022年度勤務実態調査結果によると、「現在の職場で改善してほしい」ことは①休暇の取得②資格等の評価③雇用の安定性の確保④人間関係⑤子育て支援の充実⑥研修等機会の確保⑦医療安全体制の充実⑧介護支援の充実─の順に高く、「離職を検討した経験がある」人は68.1%と7割近く、「離職経験者」は75.4%に上っていた。道口腔保健推進協議会で報告された。



高額療養費引き上げで 治療中断する46%、回数減らす61%─保団連が調査

 保団連は、「高額療養費制度」上限引き上げに伴う家計・子育てへの影響調査結果を公表した。子供を持つがん患者284人のうち、限度額引き上げにより、治療を中断すると回答した人は46%、治療回数を減らすという人は61%、食事療法などの保険外療法に変更するは12%みられ、影響はないという人は23%しかいなかった。全世代に打撃となる高額療養費制度の「見直し」は直ちに撤回すべきと、石破茂首相、福岡資麿厚生労働相へ要望書を提出した。



道二十一世紀総研 地方部でソーシャルワーク実習 学生呼び込む魅力発信ヒントに
「ワカモノ」福祉人材確保戦略フォーラム

 福祉・介護の魅力、地域の魅力を「ワカモノ」にどのように伝えればよいのか。そもそも「ワカモノ」は何を求めているのか―。北海道二十一世紀総合研究所は、地方部でソーシャルワーク実習を経験した学生の声に耳を傾ける、「ワカモノ」福祉人材確保戦略フォーラムを札幌市内で開いた。学生は温かい地元の人との交流を通して、「誰かのためになっている、かけがえのない自分」を感じやすい環境が好印象とし、実習先での就職にも前向き。自治体、関係機関は地方に学生を呼び込む魅力発信のヒントとした。



能率協会実態調査 病院収入コロナ禍前に戻らない4割強
人件費や経費増、職員確保困難が多く

 日本能率協会が実施した「2024年度病院経営課題の実態調査」結果によると、外来や入院収入がCovid─19パンデミック前に戻らないと回答した病院が4割強に上っており、人件費・光熱費の高騰、材料費・委託費・人材派遣手数料等の値上げにより、「病院は厳しい経営環境に置かれている」としている。



●全ゲノム解析等事業実施へ 社会的課題、患者還元や解析など─厚労省が議論整理

●函館五稜郭 院内に配送ロボ 検体などフロア間移動検証

●骨格筋量が生活習慣病予防の鍵 北海道千歳リハ大・世古教授らの研究

●札医大医療現場ニーズ発表 企業とマッチングで心電図コード要望も

●札幌市西区 合同オレンジカフェ初開催 区役所と地域包括支援センター

●23年度チーム活動が過去最多に─緩和ケア医療学会調査

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