2024年10月14日
医療的ケア児等コーディネーター 道内該当市町村に全てで配置へ
年々増加する児に支援事業も拡充
道内で在宅療養する医療的ケア児(調査が行われていない札幌市を除く)は、2019年度319人、20年度371人、21年度378人、22年度408人、23年度は69市町村に412人在住するなど、年々増加している。道は、医療的ケア児への対応充実を図るため、医療的ケア児支援センターを設置、本年度から医療的ケア児等総合支援事業を拡充するとともに、医療的ケア児等コーディネーターの養成を進めており、24年度は該当する市町村すべてでコーディネーター配置が整うよう取り組みを進めていく方針を示した。
日本医療大学病院
意思決定や円滑な退院支援へ 多職種カンファレンス体制を強化
全床を地域包括ケア病床(地ケア病床)で運営する豊平区の日本医療大学病院(対馬徳昭理事長、齋藤重幸院長・92床)は、患者の意思決定支援や円滑な退院支援に向けて、受け持ち患者シートを活用したスタッフ間の情報共有、地域連携を意識した多職種カンファレンスに力を注ぎ、病院全体がチームとなるよう個別ケアを高めている。
花川 児童デイ開設へ リハビリ3職種が療育提供
石狩市の花川病院(竹川節男理事長、生駒一憲院長・180床)は、リハビリ職が個別ニーズに合わせてリハビリテーションを提供する児童発達支援・放課後等デイサービス(児童デイ)「リハビリステップ」を10月にオープン予定。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種が関わる児童デイは道内でも珍しく、専門性の高い療育によって差別化を図る。
道医・医師の働き方セミナー
日医の城守常任理事「医師の健康を守る意識が重要」
道医は、医師の働き方改革への対応セミナーを札幌市内で開き、日医の城守国斗常任理事が「医師の働き方改革の現状~開始から半年経って」と題し、現状について情報提供した。「制度ですべてを解決するのではなく、同僚の健康を守るという意識が重要」と主張。医師間、職員間のコミュニケーションが医師の健康を守ることを訴えた。
24年度正職員賃上げ6098円 前年度比3割増
全産業平均との格差拡大、人材流出懸念─全老健、全国老施協など9団体共同調査
全国老人保健施設協会、全国老人福祉施設協議会など介護関連9団体は「緊急! 介護現場における物価高騰・賃上げ等の状況調査」結果を公表した。電気・ガス代、給食用材料費など軒並み上昇する中、サービス種別を問わない正職員全体の2024年度平均賃上げ額は23年度に比べ1498円(32.6%)高い6098円だった。賃上げ率2.52%は他産業よりも低く、全産業との平均賃金格差は拡大。他産業への人材流出が懸念される結果となった。
医療的ケア児23年度調査 経管栄養や吸引が多く 全く移動ができない4割
道がまとめた医療的ケア児に関する23年度調査結果によると、ケア内容は経管栄養(経鼻胃管、胃瘻、経鼻腸管、経胃瘻腸管、腸瘻または食道瘻)、吸引(口鼻腔、気管内吸引)などの割合が多く、1人で座ることができないが半数、全く移動ができないが4割近く、意思疎通がほとんどみられないが3割強、排泄時や入浴時の全面的な介助必要な児が7割を占めていた。
●医師偏在是正議論 多数区域の開業許可制など 厚労省「規制的手法案」提示
●札幌孝仁会記念 アミロイドPET検査開始 完全予約制で1日3人まで対応
●五稜会 ゲーム依存に心理教育 短期プログラムで生活リズム改善
●札幌市認知症サポーター養成講座 橋本渓仁会リハ院長が解説
●Kaigo PRiDE×みやぞんトークショー
介護・福祉職ポジティブメッセージ発信 道が「介護のしごとフェスティバル」
●オンライン診療や医薬品販売見直し 新経済連盟が規制改革提言