2024年2月12日
急性期一般入院料1 平均在院日数「16日以内」に短縮
看護必要度はB項目を削除─中医協公益裁定で決着
中医協総会が開かれ、2024年度診療報酬改定の個別改定項目を議論した。急性期一般入院料1における在院日数の基準の見直しをはじめ、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(看護必要度)の項目評価や該当者割合の基準については、これまで示されていた4つの案に対する診療側、支払側の意見の隔たりが大きく、公益裁定になり、急性期一般入院料1の在院日数は「16日以内」に短縮、看護必要度はB項目を削除するなどの見直しが行われる。
製鉄記念室蘭 ハイブリッド手術室整備へ 手術室は7室体制に
室蘭市の製鉄記念室蘭病院(松木高雪理事長、前田征洋院長・347床)は、ハイブリッド手術室の新設を計画している。12月頃までの完成を目指している。
さっぽろ駅前クリニック 働きながら公認心理師資格取得へ 5人輩出
中央区のさっぽろ駅前クリニック北海道リワークプラザ(横山太範理事長・無床)は、民間診療所では全国初の公認心理師実務経験施設として2019年から実務従事者を毎年受け入れている。現場で実務経験を積み重ねながら受験資格を取得できるため、大学院に進むコースより、時間と費用面のハードルが下がるのがメリットだ。同クリニックでは現在14人の実務従事者を受け入れており、1期生、2期生の5人が国家試験に合格している。
北大・永井准教授研究G 心不全患者の予後予測へ
フレイルを自動判定するAIアプリを開発
北大循環病態内科学教室の永井利幸准教授を中心に、画像診断学教室、情報科学研究院メディアダイナミクス研究室、民間企業のインフォコムが共同で、心不全患者の歩行様式を撮影した動画から、フレイルを自動判定できるAIアプリを開発した。医師の経験や主観に影響を受けることなく、高精度な判定が可能となる。
能登半島地震被災者支援 つしま医療福祉グループが職員派遣
避難所で1週間、夜勤対応 要介護者に食事、排泄介助、希望に応え清拭も
つしま医療福祉グループ(札幌市豊平区)は能登半島地震による厚生労働省の依頼に応じ、介護福祉士、社会福祉士らを石川県金沢市の1・5次避難所に派遣している。第1陣5人は1月15~21日に要介護者を支援。隊長を務めたノテ福祉会介護付有料老人ホーム「天」(同区)施設長の新田太一さん(介護福祉士)は「トイレ、ご飯だけでなく、生活の水準も上げることが介護の仕事だと思っており、相手の視点を大切にしながら少しでも環境が良くなればと携わった」と振り返る。
●大学病院改革ガイドライン案 運営、教育・研究、診療、財務・経営
4項目を柱に文科省が提示
●国立函館 リニアック装置を更新 ハード・ソフトの融合 高精度放射を実現
●市立千歳市民 ベンチマーク分析システム導入 診療材料費の市場価格可視化
●23年臓器移植 移植件数は137件増の592件
●サ高住アザレアおたる入船 介護ロボット積極導入
コミュニケーション、移乗サポートなど
●10割負担請求4.6%753例「保険証残すべき」8割 保団連調査