2022年12月25日
新規開業58件、例年並み 診療所道内22年 札幌市が6割
2022年1~12月に道内で新規開業した診療所(新規保険指定から承継・移転を除く)は、前年から5件減の58件となった。前年は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で大きく落ち込んだ20年からの反動で63件に増えたものの、近年は60件前後で推移しており、概ね例年並みの水準だったことになる。
特例水準等指定申請 道が3~4月に受付開始へ
23年度は3回に分け決定
医師の働き方改革に伴う時間外労働上限規制が2024年4月からスタートするのに伴い、地域医療確保特例水準等の特例を取得するための評価と指定について、道医、日医、道、道労働局、道医療勤務環境改善支援センターが共催でセミナーを開催。医療機関勤務環境評価センターとなっている日医は、必要書類の受領から評価結果の通知までの期間を4カ月程度見込んでいることを説明。指定をする道は、新規指定申請の受け付けを23年3?4月ごろくらいからスタートする見込みとして、医療機関に対し、速やかな準備、体制整備などを促した。1月28日もセミナーが予定されている。
多職種連携、行政の役割が重要 出生前検査 妊産婦の包括支援を
北大病院 山田新教授が講演
北大病院臨床遺伝子診療部の2022年度第1回定期講演会が開かれ、同部教授/部長に11月1日付で就任した山田崇弘氏が「チームで支える出生前遺伝学的検査提供体制」を解説した。日本医学会の新たな「NIPT等の出生前検査に関する情報提供及ひ゛施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」(新指針)が2月に発表され、母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)の施設認証が進む中、山田氏は「新たな妊産婦の包括的支援体制においては、多職種連携はもちろん、行政が果たす役割が重要」と訴えた。
北海道脳神経内科 パーキンソン病に新リハ導入
1か月間の入院で集中実施
西区の北海道脳神経内科病院(濱田晋輔理事長、森若文雄院長・105床)は、パーキンソン病患者を対象としたリハビリに発声訓練のLSVT® LOUDと、動作訓練のLSVT® BIGを導入した。米国で開発されたパーキンソン病に特化したリハビリで、最短4週間の入院期間中に集中してリハビリを実施し、日常生活動作の改善を図っている。
●「かかりつけ医機能」制度整備を 全世代型社保会議が報告書
●循環器病対策推進基本計画 第2期策定に向け見直し案 評価指標の更新、感染症追加
●道内10件を助成 上原財団
●札幌禎心会 救急救命士の業務拡大推進 70%の達成率で順調に移管