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本道の介護医療院49施設2820床─4月状況
全国トップレベル 1年間で7施設増、増床も ほか

2024年5月20日

本道の介護医療院49施設2820床─4月状況
全国トップレベル 1年間で7施設増、増床も

 要介護者に対し、長期療養のための医療と日常生活上の世話(介護)を一体的に提供する「住まいと生活を医療が支える新たなモデル」として創設された介護医療院。地域包括ケアシステムの推進、介護療養型医療施設の廃止などに伴い、本道ではこの1年間で7施設327床の新規開設、移転に合わせて48床を増床する施設もみられるなど、本道は4月現在、49施設2820床が整備され、全国でトップクラスの整備数を誇っている。



花川 作業療法士が独自に自助具考案 軽い操作でADL向上へ

 石狩市の花川病院(竹川節男理事長、生駒一憲院長・180床)の合田沙菜恵作業療法士は、室内用歩行車を利用する患者の「ストッパーが重くて操作しづらい」という声を受け、独自で自助具を考案。5分の1程度の力で操作できるため、自立度向上にもつながっている。道作業療法士会が2023年度初開催した自助具コンテストで、最優秀賞を受賞した。



北大病院PHC ゲノム検査を活用した健診スタート
発症リスクの明確化で行動変容促す

 北大病院(渥美達也院長・925床)が2023年に開設したパーソナルヘルスセンター(PHC:センター長・今野哲呼吸器内科学教室教授)は、予防医療の一環として遺伝学的検査を活用した保険外の一般向け健診コースを本格スタートさせた。ゲノム情報を解析し、一人一人に応じた発症リスクを明確にした上で食事、運動など予防に向けた生活習慣をアドバイスする。公的医療機関では道内唯一の取り組みでもあり、受検者数を増やすことでさらに解析精度を高め、将来的には主要事業の一つとしての位置づけも視野に入れる。



NPO法人かしわのもり(鹿追町)
年齢、障害超えた集いの場 民家改修 「れんがの家」開設

 十勝管内鹿追町内で訪問看護ステーションなどを運営するNPO法人かしわのもりが、認知症対応型通所介護事業所(定員12人)とカフェ等を併設した複合施設「れんがの家」を開設した。町民に親しまれた、れんが造りの家屋を中心に建物を増築。カフェは、医療的ケア児を連れた親が予約なしで利用できるよう配慮し、小中高生の集うフリースペースも用意。年齢や認知症、障害有無を超えて住民が集い、つながり、活動の生まれる拠点とするのが大きな狙いだ。



救急安心センター23年度利用62.9%減少
コロナ禍前の水準に戻る 医療機関案内が3.4倍に

 札幌市は、電話による救急医療相談窓口「救急安心センターさっぽろ」の2023年度利用状況をまとめた。新型コロナウイルス感染症が5類移行となったことから、相談件数は前年度比62.9%・20万9026件減の12万3309件と大幅ダウンになり、コロナ禍前の水準に戻った。1日当たりも542.4件減の368.1件だった



●地域枠や中堅以降の医師活用を促進─厚労省検討会 医師の偏在対策

●静和記念 検診センターの機能強化 女性が受診しやすい環境

●新設される「地域包括医療病棟」 MRI等体制は連携施設でも可

 ─診療報酬改定疑義解釈通知

●「暮らしの保健室」にスラックレール導入 バランス感覚、体幹鍛える

 ─岩見沢市東地区包括支援センター

●相談支援体制の認知度やや低く 国がん 患者体験調査

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