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札医大生化学講座 DOT1L阻害でレナリドミド効果増強
多発性骨髄腫の臨床応用に期待 ほか

2025年9月1日

札医大生化学講座 DOT1L阻害でレナリドミド効果増強
多発性骨髄腫の臨床応用に期待

  札医大生化学講座分子生物学分野(鈴木拓教授)の石黒一也助教らの研究グループは、多発性骨髄腫に対して新たな可能性を示す研究成果を発表した。研究によると、エピジェネティクス分子のひとつであるDOT1Lを阻害する薬剤が自然免疫シグナルを再構築し、免疫調節薬レナリドミドの抗腫瘍効果を高めることが明らかとなった。成果は国際学術誌「Cancer Letters」の電子版に掲載された。



恵佑会第2 総合健診支援システムで業務効率化 スタッフの負担軽減も

 札幌市白石区の恵佑会第2病院(高橋宏明理事長・135床)は、健診ニーズが増している中、質の向上と業務効率化を目的に、テクノア社の総合健診支援システム「iD-Heart」を導入し、スタッフの負担軽減につなげている。また、同システムを2つの健診サポートアプリと連携。将来予測など充実した機能で、健康をサポートしている。



日本看護管理学会第29回学術集会
専門性を発揮し地域で協奏 効率性の時代の中で求められる対話

  「暮らしの中の協奏」をテーマに日本看護管理学会第29回学術集会(会長:田中いずみ手稲渓仁会病院副院長・看護部長)が開かれた。講演で田中会長は、地域の多職種がそれぞれの専門性を発揮し、発信していくことが大事と訴えた。また効率化が求められる中で、患者の生活を理解するためにも「対話が重要」とした。



道総合在宅ケア事業団 訪問看護利用者0.5%増4万9238人
スタッフ確保困難、依頼に追い付かず

  道総合在宅ケア事業団の2024年度事業報告によると、53ステーション(うちサブ32、広域対応16市町村)の訪問看護件数は25万9489件となり、前年度比より若干減少したものの、利用者数は4万9238人と0.5%アップした。スタッフ数の減少、訪問看護職員の確保が厳しく、利用者の依頼ニーズに追い付かない状況が続いているという。



介護労働安定センター24年度実態調査
ヘルパー・介護職員離職率12.4%、23年度比0.7ポイント低下
道内は全国下回る11.6%

  介護労働安定センターの公表した2024年度介護労働実態調査結果によると、訪問介護員と介護職員(ヘルパー以外で直接介護に従事する介護職)を合わせた2職種離職率は12.4%、23年度に比べ0.7ポイント改善し調査を開始した05年以降、最も低水準になったと分かった。道内は23年度比2.8ポイント低い11.6%で全国を下回った。



独立行政法人病院の24年度給与
国立病院機構が医師、看護師、医療技術職でアップ

  厚生労働省は、所管する独立行政法人の2024年度役員報酬・職員給与水準を公表。道内で病院を運営する3法人における常勤医師の年間給与平均総額はそれぞれ、労働者健康安全機構(労災病院)が1340万1000円(平均49.7歳)、国立病院機構の非年俸制適用者が1226万円(43.5歳)、地域医療機能推進機構(JCHО)も同様に1214万5000円(45.3歳)だった。国立病院機構は医師、看護師、医療技術職ともに、前年よりもアップした。



●精神障害地域包括ケアなど アウトリーチ、訪問看護体制検討 厚労省検討会論点整理

●桑園中央 重症虚血肢患者へHBO1日2回実施

●家族看護学会学術集会 9月20~21日札幌で初開催

●第4期がん対策推進計画中間評価へ 「コア指標」93個を選定

●planet札幌 BCP策定、冬季災害発生も念頭に 介護事業所向けに解説

●地域包括医療病棟175病院・9200床にとどまる 過渡期における円滑・複線化対策を

  ─地ケア推進病協が調査

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