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札医大金関・時田研究G 新技術開発
ネオ抗原検出率が大幅アップ 個別化がんワクチン実用化へ ほか

2024年10月21日

札医大金関・時田研究G 新技術開発
ネオ抗原検出率が大幅アップ 個別化がんワクチン実用化へ

 札医大病理学第一講座の金関貴幸講師・時田芹奈大学院生らの研究グループは、患者一人一人に最適ながん治療抗原を検出する新技術「Neoantigen Selection using Surrogate Immunopeptidome(NESSIE)」を開発した。ネッシーによって、がん免疫治療の課題だったネオ抗原の検出率が大幅にアップ。さらにNESSIEワクチンと免疫チェックポイント阻害剤を併用することで、腫瘍増殖抑制効果も期待される。



そうべつ温泉移転新築 「交雄会だて病院」11月オープン
持続可能な地域医療へ

 胆振管内壮瞥町のそうべつ温泉病院(三井慎也理事長、合地研吾院長・60床)は建物の老朽化に伴い、同管内伊達市に移転新築し、「交雄会だて病院」として11月1日にオープンする。運営する医療法人交雄会が壮瞥町、遠軽町に医療介護施設を持つスケールメリットとノウハウを活用するなど、民間病院ならではの持続可能な地域医療展開に注目が集まりそうだ。



耳鼻咽喉科麻生 独自の顎骨形成術専用冊子
多職種でQOL維持・向上へ

 札幌市東区の耳鼻咽喉科麻生病院(大橋正實理事長、小笠原誠院長・35床)は、顎骨形成術オリエンテーションの充実へ、アンケートを実施。患者の多くが食事のレパートリーで困っている、ゴムかけによるマウスピース固定が徹底されていないなどの課題が浮き彫りとなった。そこで、多職種でオリエンテーションの内容を話し合い、専用冊子を作成。患者のQOL維持・向上につなげている。



札幌市 医療体制審議会を設置 夜間急病Cの運営見直し議論へ

 札幌市は、札幌市医療体制審議会を設置、1回目の会合を開いた。さっぽろ医療計画2040が進められている中、その進捗等を管理するほか、少子高齢化、人口減少等による医療需要の多様化・高度化を見据えた医療体制構築について、専門部会を設けて審議していく。



札幌市立大生と南区介護予防センターまこまない
フレイル予防アナログゲーム協働企画

 札幌市南区で、札幌市立大学生と同区介護予防センターまこまないが高齢者のフレイル予防を目的に、サロン活動等に生かせるゲームを企画・開発している。進んだマス目ごとにクイズ、運動、トークを行い、体を動かし、交流する内容だ。サロン関係者の意見も聞いて高齢者が取り組みやすいよう配慮し、同センターとして各サロンで提案していく考えだ。



3病院団体経営定期調査
医業損益が大きく悪化 23年度マイナス1.2%と赤字転落

 日病、全日病、医法協の3病院団体の病院経営定期調査(中間報告)によると、2023年度の医業利益(稼働100床当たり平均)は前年度比マイナス2億29万円、経常利益はマイナス3412万円、補助金を除く損益差額はマイナス1億6105万円、コロナ関連の補助金を除く経常利益はマイナス8391万円となり、全病院の平均経常利益は22年度プラス4.9%の黒字から、23年度はマイナス1.2%の赤字に転じた。



●地域医療構想「モデル推進区域」 中空知を選定

●札幌北楡 透析室等にRPA導入 年間1960時間以上の業務削減

●札幌市立大 厳冬期災害の非常食調査 寒冷で「水分補給しづらい」

●24年度研究助成を決定 寿原記念財団 医学基礎・臨床9件

●報酬改定影響調査 訪問介護の過半数が減収─介護に笑顔を!道連絡会など

●「学校医のすすめ」 日医 ハンドブック作成

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