2023年3月19日
松家会長、組織強化訴え 卒後5年まで会費減免―道医代議員会
道医の第163回臨時代議員会が開かれ、松家治道会長はあいさつで「組織力強化は喫緊の課題として取り組むべき最重要事項であり、特に会員数確保は早急な対応が必要。郡市・医育機関医師会にお手数をおかけするが、入会後はスムーズに日医まで加入してもらえるよう、今まで以上の尽力をお願いしたい」と訴えた。若手医師の入会や定着を促すため、日医と同様に2023年度から、初期臨床研修医への2年間の会費減免を卒後5年間まで延長する議案が上程され、可決・決定された。
救急業務のマイナカード活用 時間短縮などメリット大きく
25年度から本格運用目指す
総務省消防庁は、「救急業務のあり方に関する検討会」第3回会合を開催。マイナンバーカードを活用した救急業務の実証実験の結果報告を行う一方、2023年度にシステム改修に向けた基礎調査、24年度は運用テストや利用規約改正、機器の配備を行い、25年度から全国で本格運用を目指すスケジュールを示した。
旭医大 開学50周年サイト開設 記念事業で学生食堂改修
今年11月5日に開学50周年を迎える旭医大は、記念ウェブサイトを開設した。西川祐司学長のあいさつのほか、老朽化した福利厚生施設を改修する記念事業のための基金を募っている。
西川学長のあいさつでは、次の50年を見据えて「原点回帰」を掲げた。優れた医療人や研究者を育成し、地域医療に根ざした医療・福祉の向上を目指すとともに、国際社会発展にも寄与する教育理念は今後も変わらないが、日本の地域医療が抱える課題はまだ誰も解決策を明示できておらず、それを解決するミッションに旭医大の存在意義があると強調している。
五稜会 CNSが職員の成長サポート 困難事例に多職種で対応
北区の五稜会病院(中島公博理事長・193床)は、精神看護専門看護師(CNS)が患者やその家族に対する専門的な看護の提供だけでなく、スタッフの相談対応や多職種連携の調整など幅広く活躍している。
北海道医療センター 神経筋・成育センター
患者の可能性を支援 NIVの普及に尽力
西区の北海道医療センター(長尾雅悦院長・643床)は、地域の急性期医療のニーズに対応するとともに、難病診療連携拠点病院として神経難病、精神科身体合併症、結核といった慢性疾患に応える役割を担っている。2020年8月には筋ジストロフィーと重症心身障害患者に対応した「神経筋・成育センター」を開設。非侵襲的換気療法(NIV)の推進や電動車いすの性能向上で積極的に活動する患者が増えている。病院も自主性を尊重し、できることを患者とともに考え可能性を広げるサービスを展開。その姿勢は国内外から注目を集めている。
●コロナ特例 重症対応の加算半減 中医協総会 5類以降で了承
●24年度研修医 本道定員441人の見通し 道医対協分科会 調整配分枠は7人
●札幌秀友会 サルコペニア介入法を検討 運動・栄養介入で成果
●羊ヶ丘 PRP療法の有効性調査 治療の選択肢として積極的に提案