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退院支援から日常、急変時、看取りまで
「在宅医療の連携担う拠点」 道内39在宅医療圏に整備 ほか

2024年9月2日

退院支援から日常、急変時、看取りまで
「在宅医療の連携担う拠点」 道内39在宅医療圏に整備

 道は、「退院支援」から「日常の療養支援」「急変時の対応」「看取り」まで、在宅医療に求められる機能確保に向けて、「在宅医療に必要な連携を担う拠点」を、道内で39ある在宅医療圏ごとに整備する。高齢化の進展や住民要望が高い在宅医療の需要増加に向けて、2024年度からスタートした道医療計画に盛り込まれたもので、地域の実情に応じた在宅医療の体制整備を進めるために、多職種連携の構築を後押しする新たな取り組みとして、大きな期待が寄せられている。



静和記念 最新検査機器を地域で活用 
検査から治療まで一貫対応

 札幌市西区の静和記念病院(川上雅人理事長、神山俊哉院長・195床)は、院内に備える最新のMRIやCT、骨密度測定装置を活用した、紹介検査に力を入れている。がん治療から回復期リハビリ、在宅療養まで幅広く対応している診療機能も生かし、地域の診療所との連携で、地域包括医療の構築を図っていく。



製鉄記念室蘭 がん薬物療法分野 
西胆振初の認定看護師 多職種への知識共有図る

 室蘭市の製鉄記念室蘭病院(松木高雪理事長、前田征洋院長・347床)は、化学療法センターに胆振地域では唯一の「がん薬物療法看護認定看護師」を配置。患者の副作用管理や心のケアなど幅広く対応するほか、院内通信や院内講習で医療スタッフに専門知識を共有し、きめ細かな患者サポートを目指している。



第4期がん対策基本計画中間評価
コア指標を選定し分析へ

 厚生労働省は、がん対策推進協議会を開催。第4期がん対策推進基本計画(2023~28年度)の中間評価に向けて、「メリハリのある分析・評価のためのコア指標の選定」「都道府県ごとのがん対策の進捗状況の測定・公表と好事例の横展開の推進」を進めていく方針を決めた。



中学生体験学習で社会的孤立解消ボードゲーム
地域資源活用、人のつながり大切さ学ぶ 札幌市 次世代活動担い手育成事業

 札幌市は市内中学校で、人と地域資源をつなぎ社会的孤立を解消する協力型ボードゲーム「コミュニティコーピング」を活用した体験学習を初めて開催した。市内外の居宅介護支援事業所などに勤める現役ケアマネらがファシリテーターとして参加。ゲームを通して、感受性豊かで思考の柔軟な中学生が地域住民の抱える悩みを解決するヒント、人と人のつながりの大切さを学んだ。



道立病院23年度決算 コロナ補助金減等で赤字拡大

 道は、道立5病院(北見除く)の2023年度決算(医療分・実績見込み)をまとめた。総収益は前年度比12.0%減の72億7400万円、総費用は0.9%減の137億7900万円で、収支差は65億500万円のマイナスだった。患者数の増加や新たな施設基準・加算の取得、減価償却費の減少などで、医業収支比率が改善したものの、新型コロナウイルス感染症の補助金減少などにより、赤字が拡大した。


●特定機能病院基準見直し 大学本院の議論から開始

●天使 分娩と健診の分担システム構築 地域のかかりつけ産科医と連携

●帯広市・ユーミッテ スクールナース事業を展開 医ケア児の就学をサポート

●科学力の強い学生確保へ 旭医大選抜方法を変更

●千歳市 ベッド上で使えるシャワー導入 GHふれあいの里ほっ虹





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