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道内の20年度立入検査結果 
医師適合率が低下 コロナ影響で実施率2割 ほか

2023年3月12日

道内の20年度立入検査結果 
医師適合率が低下 コロナ影響で実施率2割 

 道がまとめた2020年度立入検査状況によると、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、対象548病院(前年度比増減なし)のうち検査施設数は113病院と、実施率は約2割にとどまった。このため参考値となるが、医師充足率100%以上の適合率は、過去最高だった前年度から5.8ポイント低下の87.6%と、7年ぶりに90%台を下回った。



心肺停止へのアドレナリン投与など 救急救命処置の先行的実証実験
23年度以降に2処置実施へ─厚労省検討会取りまとめ案

 厚生労働省は、「救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会」第3回会合を開き、2022年度議論の取りまとめ案を提示した。救急外来における多職種の連携・配置、救急救命士法改正の効果検証、救急救命処置への追加・除外・見直しに向けて、厚生労働科学研究班等による研究追加や、国家戦略特別区域における先行的な実証として、23年度以降に、「心肺停止に対するアドレナリンの投与等の包括指示化」「アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与」の実験を開始するなどの方向性を挙げた。



ゲルで脳神経組織再構築 欠損部に埋植、幹細胞注入で
北大腫瘍病理 田中教授ら

 北大腫瘍病理学教室兼化学反応創成研究拠点(ICReDD)の田中伸哉教授、谷川聖客員研究員、先端生命科学研究院の?剣萍教授らの研究グループは、独自開発したハイドロゲル(C1A1多孔質ゲル)を脳の欠損部に埋植後に神経幹細胞を注入し、ゲルを足場として脳組織を再構築する技術をマウス実験で開発した。今後はこの技術の臨床応用に向けて、脳損傷による運動神経障害等の機能障害治療の開発などを目指す。



道内3病院など産学医コンソーシアム発足
がんの早期発見治療へ尿でリスク判定

 産学医によるコンソーシアム「クラッシュキャンサー」が発足した。クライフ社が開発した尿によるがんリスク検査キットを使い、がんの早期発見・治療を目指すもので、帯広市の北斗病院(鎌田一理事長、井出渉院長・267床)、旭川市の森山病院(森山領理事長、稲葉雅史院長・232床)、西区の静和記念病院(川上雅人理事長、神山俊哉院長・195床)の3病院と、サツドラホールディングスも参加している。



石狩 カンファレンス充実で身体抑制減少
透析患者の認知症看護の困難さ調査

 石狩市の石狩病院(森川満理事長・110床)は、慢性期病棟の透析患者における認知症看護の困難さを看護師にアンケート調査した。多くが患者からの暴言や暴力のほか、身体抑制に対するもどかしさなどで悩みを抱えていることが判明し、カンファレンスの回数を増やすなどの対策を実施して、身体抑制の減少につなげている。



病院機能評価21年度データ
コロナ対策が好影響も 訪問審査実施率は63%

 日本医療機能評価機構は、2021年度に認定の可否を決定した282病院についての「病院機能評価データブック」をまとめた。前年度に続いて新型コロナウイルス感染症の影響で訪問審査を延期した病院が多かったが、受審病院の審査結果からは、感染制御等が積極推進されたことで病院機能評価に好影響を与え、病院と地域の連携や組織運営のガバナンス強化にもつながったことが示唆されるとしている。



●「認定再編計画」の活用促進示す 基準特例、勧告しない場合の明確化へ 

 厚労省・地域医療構想で

●産婦人科医会調査 周産期母子センター・分娩医療機関

 宿日直許可取得「不明」が3~4割

●北大CF第2弾 医科研究は4件

●我汝会さっぽろ 年間手術件数2000件超に 人工関節中心に専門医を充実

●札幌市立大 認定看護管理者サードレベル 30人に定員拡大、4月27日から募集

●介護保険被保険者証 マイナ一体化を検討

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