2023年3月26日
道内医師平均年齢 51.92歳と1.32歳高く
21医療圏全てで高齢割合上昇
道内の医療施設従事者の平均年齢は51.92歳と、全国より1.32歳高く、2次医療圏別では半数が全国を上回っている上、特に診療所は根室67.97歳、富良野66.89歳、北渡島桧山66.48歳と顕著に高くなっており、21医療圏全てで医師の高齢割合が年々上昇している─。道が初めて公表した、医師の平均年齢状況調査結果から分かった。2023年度から、次期の第8次医療計画の策定作業が本格化するのに伴い、道総医協地域医療専門委員会や地域医療構想会議などの議論に役立ててもらう。
同時報酬改定へ初の意見交換会 地域包括ケアさらなる推進連携
要介護等の急性期入院など議論
厚生労働省は、中医協と社会保障審議会介護給付費分科会による「2024年度の医療・介護・障害サービスの同時報酬改定に向けた意見交換会」を初めて開催。「地域包括ケアシステムのさらなる推進のための医療・介護・障害サービスの連携」「リハビリテーション・口腔・栄養」「要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療」をテーマに議論した。
医師国試 本道9年連続300人超 合格数、過去2番目の多さ
厚生労働省が公表した第117回医師国家試験の学校別状況によると、道内3医育大の合格者数合計は前回より28人多い347人で、過去最多だった第114回(366人)に次ぐ2番目の水準だった。300人台は9年連続。新卒は17人増の329人。合格率は、北大と札医大が全体・新卒ともに全国平均(全体91.6%、新卒94.9%)を上回った。
市立美唄 4月着工、24年春移転へ 病床削減し機能充実強化
市立美唄病院(白松文彦院長・98床)は、移転新築に向けて実施設計を終え、4月から着工する。2024年春の完成を目指しており、超高齢社会を見据え、各機能の充実強化を図る。
電子版お薬手帳ガイドライン案
マイナ情報補完、服薬管理支援ツールに
厚生労働省は、「電子版お薬手帳ガイドライン」案を公表した。処方・調剤された薬剤情報の継続的記録、マイナポータルで取得できる情報の補完、連絡・注意事項等の情報把握や管理、利用者による服薬管理支援のツールとしての活用が期待され、「今後は、すべての薬局、診療所、病院で電子版お薬手帳サービスの活用推進が望まれる」としている。
●新興感染症発生・まん延時医療 医療計画策定に向け、取りまとめ案
協定締結の基本的方針、人材育成等も明記
●糖尿病パス活用は半数弱 道総医協対策小委 道、市町村含め普及へ
●ストレス応答を解明へ AMED革新事業 23年度目標を決定
●手稲渓仁会 透析患者の低栄養評価を検討 複数指標の併用でスクリーニング
●賃金構造基本統計調査 22年給与 医師97万円─厚労省