2024年4月22日
道内療養病床の現況 前年比6病院359床減 1万5000床下回る
道厚生局の資料に基づく本紙集計によると、3月15日時点で、道内で療養病棟入院基本料を算定する病院数は、189病院1万4711床で、前年同月比べて6病院359床減り、1万5千床を下回った。2次医療圏別にみると、札幌が4病院140床減となった。
早期発見・治療へCKDシール導入 かかりつけ医をサポート
─函館腎臓病懇談会
全国的にも慢性腎臓病(CKD)の重症化予防に向けた取り組みが進められている中、函館市では「函館腎臓病懇談会」(代表世話人・鈴木勝雄五稜郭ネフロクリニック院長)を2022年2月に設立。CKDシールの導入など、早期発見・早期介入・予後改善を主目的とした活動を展開している。
北大薬学研究院・松田教授 新たな脂肪分化制御メカニズムを解明
糖尿病の新薬開発に弾み
北大薬学研究院の松田正教授と、京都薬科大の関根勇一講師らの研究グループは、アダプター分子であるSignal-transducing adaptor protein-2(STAP―2)が、インスリンの働きに作用し、脂肪細胞分化と高脂肪食による体重増加に関与することを見出した。STAP―2の発現量や働きを制御することで、糖尿病の新薬開発につながることが期待できるという。研究成果は、3月9日公開のScientific Reportsにオンライン掲載された。
高齢者のための介護ホテル開設 家族の入院や葬儀時など突発の泊まりに対応
介護ホテル星のやど 札幌市清田区
札幌市清田区で地域密着型通所介護デイサービスセンター星のいえを運営する流星が、全国でも珍しい「介護ホテル星のやど」を2月にオープンした。ホテル業の許可を得て運営する、主な顧客を高齢者に定めた介護保険外の宿泊サービスだ。夜間は介護職がホテルスタッフとして常駐し、入浴介助や同行などの支援も可能。家族の急な用事の場合などショートステイでは対応が難しい泊まりなど、幅広い用途を想定している。
道内赤十字病院24年度予算 医業収益2.5%増608億円
10病院収益は2.8%増
日赤が道内で運営する10赤十字病院の2024年度医療施設特別会計予算(収益的収入ベース)がまとまった。24年度の病院収益は前年度当初予算比2.8%増の677億7,400万円、医業収益は2.5%増の608億円を見込んだ。地域ニーズに応えるため、医療の高度化、介護・在宅医療、地域包括医療等サービスの充実、安心して受診できる環境整備、良質な医療提供を重点に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にも取り組んでいく。また、建替工事が進められている栗山赤十字病院は25年9月の新病院開院を目指すとしている。
●マイナ保険証利用促進へ 医療機関・薬局に一時金を支給
●三樹会泌尿器科 ダビンチ治療開始 経験生かし治療後の性機能温存へ
●KKR札幌医療センター 外来透析患者へ腎リハと栄養指導 多職種でアプローチ
●健康配慮の飲酒ガイドライン 1日20g以上 大腸がん高まる
●「介護職は究極のプロ」 ケア起点にコミュニティ再構築を
─道の小規模多機能を考える会