2024年4月15日
道内DPC病院97施設に 旭医大病院が大学群で全国トップ
厚生労働省は、DPC対象病院に1日から適用する基礎係数、機能評価係数Ⅱ、激変緩和係数を告示した。大学病院本院群では、旭医大病院は機能評価係数Ⅱが0.1199となり、前年度の6番目から大きく順位を上げ、全国首位となった。また、特定病院群の帯広厚生病院は、機能評価係数Ⅱが0.1370で3年連続の特定群全国首位となった。
西さっぽろ病院 桑園地区で移転新築へ 脊椎と肩に専門特化
西区の西さっぽろ病院(渡邊吾一理事長、宮嶋 俊定院長・56床)は、中央区桑園地区への移転新築を計画している。提携している札幌スパインクリニックと統合し、脊椎と肩に専門特化した病院とし、高度医療の展開だけでなく、専門医の育成などにも力を入れていく。
北大地域医療DXシンポ 名寄市情報共有システムを紹介
佐古氏 医療・介護全施設が登録
北大大学院保健科学研究院は「データヘルスと地域医療~北海道における医療DXの役割」と題したシンポジウムを開き、地域医療のDX推進に向けた議論を深めた。佐古和廣道医副会長が「地域医療における情報連携と現状と将来」をテーマに解説。道内の地域医療は人材不足が深刻化、市町村の財政状況が悪化する中、▼医療機関の再編統合▼医療・介護連携強化▼業務効率化―が求められるとし、これらの推進へ医療DXの必要性を説いた。
道内第9期介護保険料 0.8%(45円)増5738円
引き上げは4割強、5保険者が1千円超える増額
道は道内各保険者の第9期介護保険料(2024~26年度・第1号被保険者)を公表した。道内平均の基準月額は第8期に比べ0.8%(45円)増の5738円。前期から保険料を引き上げた保険者は半数を切り、据え置きが約4割。引き下げた保険者も2割に上るなど保険料上昇抑制の動きが目立つ。「6千円以上」が前期に比べ13保険者多い49保険者(31.4%)に達し、全体の3割を超えた。
道厚生連事業計画 24年度医業収益1.3%増840億円 第10次中期計画がスタート
道厚生連は、事業収益が前年度予算比1.2%増の863億2700万円、医業収益は1.3%増の840億2400万円に上る2024年度事業計画案を決定した。3年半にわたるコロナ感染症中心の事業所運営から脱却すべく、24年度については、医師の働き方改革、診療報酬・介護報酬同時改定、マイナンバー法の改正、加えて物価高騰や地方における医療従事者の確保などもますます顕著になっており、大変厳しい事業運営が予想されると明示。第10次中期計画及び長期構想の初年度にもなることから、地域住民の生命と生活を守り抜くため、『生きるに寄り添う』をテーマに、取り組んでいく。また、旭川病院の移転新築に向けて準備を取り進めるため、本格的に動き出す。
●働き方改革四病協調査 半数近い病院「診療や地域に影響」
医師の派遣・縮小も1割
●札幌南一条 外来容積患者への運動療法を促進 6MD、SPPB等で有意に改善
●複数主治医・チーム制 8割導入 当直制度実施も─国立大等病院調査
●小中学校での福祉の出前事業実施 東区・ホームケアサプライ