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NPO法人ソルウエイズ 小児、医ケア児対応の新型複合施設
石狩市に25年4月オープンへ ほか

2024年6月3日

NPO法人ソルウエイズ 小児、医ケア児対応の新型複合施設
石狩市に25年4月オープンへ

 医療的ケア児の親が中心となって2017年に設立したNPO法人ソルウエイズ(札幌市中央区)は、小児科診療所、医療的ケア児対応の短期入所、デイサービス等を併設した複合施設「こども未来支援拠点 あいのカタチ」を石狩市に開設する。NPOによる診療所開院は全国的にも珍しい。有床診療所として申請中で、認められると道内でも数少ない医療的短期入所が可能となる。8月に着工し、25年4月オープンを目指す。



札幌東徳洲会 道内初のハイブリッドER導入
ノウハウを生かしHERS普及に貢献

 札幌市東区の札幌東徳洲会病院(山崎誠治院長・336床)は、道内初となるハイブリッドERシステム(HERS)を導入し、4月から運用している。CT室と血管造影(アンギオ)室をCTガントリが移動するデュアルルームを採用。必要時に両室間の扉を開け、CTガントリをスライドさせ、アンギオCTとして稼働させることで決定的治療までの時間を短縮し、救命率の向上などを図る。



苫小牧東 「認知症マフ」緩和軽減に効果発揮
地域住民が手作り協力、患者とつなぐ

 苫小牧市の苫小牧東病院(橋本洋一院長・260床)は、認知症患者が自由に触ることで、落ち着いた気分になれる円筒状ニット「認知症マフ」を入院患者のケア支援に活用している。地域のデイサービス、サ高住の高齢者が手作りして同病院へ寄贈する仕組みを構築。病棟看護師の約84%が認知マフ導入をして「良かった」「とても良かった」と回答。さらに不安や緊張、焦燥感、孤立感から来る、攻撃的な言動や妄想、不眠の繰り返しが緩和され、約6割が効果的だと答えた。



鷹栖町PT団体「Tptティプト」 子供たちの足を守る活動
運動器の健康・日本賞「奨励賞」に輝く

 上川管内鷹栖町在住の理学療法士で組織する「Tptティプト」が、足裏形態計測や浮き趾(うきゆび)調査、知識啓発など行う、子どもたちの足を守る活動が2024年度の運動器の健康・日本賞「奨励賞」に輝いた。所属施設や事業所の枠を超えたPTの地道なチーム活動が着実に成果を上げている。



渓仁会あおばデイサービスセンター 札幌市厚別区
AIアプリで口腔・歩行機能評価 結果を訓練反映、介護予防へ

 社会福祉法人渓仁会が札幌市厚別区で運営する通所介護「あおばデイサービスセンター」(定員40人)は口腔・歩行機能をを分析するAIアプリ「トルト」を道内の通所介護として初めて導入した。分析した内容は平易に表示され、今後の訓練につなげる体操等提案もあるなど、機能訓練に生かされている。



偏在是正の強力な対策を かかりつけ医機能、地域医療構想推進等も
─財政審・春の建議

 財務省の財政制度等審議会は、「春の建議」をまとめ、鈴木俊一財務相に提出した。2025年以降も高齢化率は上昇が見込まれ、社会保障の持続性確保、全世代型社会保障の構築、改革工程に基づき医療・介護制度改革に取り組み、公費と保険料負担の抑制に努めることが重要と提起。医療提供体制について、全体の人口減少に対応した医学部定員の適正化、医師の地域間、診療科間、病院・診療所間の偏在是正に向けた強力な対策、かかりつけ医機能の発揮と地域医療構想の推進などの取り組むべき課題、さらに費用対効果評価の本格適用や患者利益を勘案した保険診療が効率的に行われる仕組み構築、セルフメディケーションの推進、保険給付範囲の見直しなどが盛り込まれた。



●かかりつけ医機能報告制度 対応症状、診療領域で3案提示─厚労省分科会

●函館五稜郭 メイコ―システム、道南初導入 膝関節置換のUKAにも期待

●日鋼記念 セル看護方式6病棟で導入 残業時間が半分に改善

●強靭な社会保障制度構築を強調 医療DX、医療プラットホーム等推進

 ─経済財政諮問会議

●23年度老健事業 デイ利用者の社会参加活動、約4割が実施

 充実感、コミュニケーション増加など効果

●救急搬送時マイナ保険証実証事業 67消防本部で実施、札幌は9月予定

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