2024年11月4日
24年度医師マッチング 本道は300人超えるも前年度比19人減
研修病院は266人 道央は9人増の167人
医師臨床研修マッチング協議会が2024年度マッチング結果を公表。本道は済生会小樽病院が新たに参加して、計58病院、募集定員423人(14人減)に対し、内定者数は前年度比19人減の316人となった。11年連続の300人台で、中間公表時の1位希望者数からは8人多かった。臨床研修病院の内定者数は、前年から1人増の266人で、3医育大は、20人減の50人、5年連続で100人を下回る結果となった。
渓和会江別 心不全・心リハ総合センター立ち上げ
診療の地域内完結目指す
江別市の渓和会江別病院(品田恵佐理事長、大森一吉院長・199床)は、心不全患者の治療後の療養を包括的に支援する「心不全・心臓リハビリテーション総合センター」を2月に立ち上げ、多職種からなるチーム医療で心不全診療の地域内完結を目指している。同総合センター長を務める循環器内科の松本純一第2部長は、心不全患者に対する包括的心臓リハビリテーションの取り組みを地域全体で支えるシステムとして定着させるとともに「こうした取り組みを全道に広げていきたい」と話している。
マッチング大学病院結果
3医育大 内定者数50人に低下 充足率は旭医大5割強
医師臨床研修マッチング協議会が公表した2024年度マッチ結果で、防衛医大を除く全国81大学の付属病院本院は、募集定員3423人(前年度比182人減)に対し、内定者数が82人減の2525人、定員充足率は73.8%(1.5ポイント増)。道内3医育大は定員111人(13人減)、内定者数は過去最低の50人(20人減)、充足率は全国平均より28.8ポイント低い45.0%(11.5ポイント減)だった。
旭医大は定員47人(8人減)に対し、前年度より5人少ない26人がマッチ。7年連続で道内最多の内定者数を確保し、充足率は55.3%(1.1ポイント減)。自大学出身者の割合は前年と同様100%だった。
エムリンク札幌 つながり生かし高齢者支援強化
厚真町包括C運営受託から半年 コミュニティ再構築にも力
エムリンク札幌(江別市)が厚真町からの委託で地域包括支援センター運営を開始して、半年が経過した。民間事業者による包括C運営は珍しく、町外から参入した事業者として相談のしやすさ、地域住民のつながりを生かした支援を通し地域福祉に寄与する考えだ。
日医 医師の働き方改革影響調査
救急搬送やハイリスク患者困難など増加
日医が8~9月に実施した「医師の働き方改革制度開始後の影響調査」結果によると、医療機関が地域医療提供体制で実際に生じていると考える問題点として、15.6%が救急搬送の受け入れ困難(断り)の増加、8.3%が専門的な診療科の紹介患者(ハイリスク患者)の受け入れ困難(断り)の増加、7.5%が医療圏域外への搬送の増加、2.1%が母体搬送・ハイリスク妊娠の受け入れ困難(断り)の増加を挙げていることが分かった。医師の引き揚げが昨年度より増加している病院も8.8%みられた。4082施設の回答を集計した。
●23年度公営病院決算 総収支額が2055億円の赤字に
●渓仁会真駒内在宅クリニック 訪問リハ 新エリア手展開に向け市場調査
強み活かして利用者増
●安全管理措置の報告義務付けへ 美容医療機関 ガイドライン整備も
●シーズネット スラックレール使い運動 シニアのための暮らし講座
●宿日直の応援医師 派遣制限割合も増加