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「医療機関機能」報告を提案 新たな地域医療構想の入院議論
高齢者救急など6機能を明示 ほか

2024年9月16日

「医療機関機能」報告を提案 新たな地域医療構想の入院議論
高齢者救急など6機能を明示

 厚生労働省は、「新たな地域医療構想等に関する検討会」第8回会合を開催し、入院医療についての議論をスタートした。地域医療構想における必要病床数の推計では、高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4区分におけるこれまでの病床機能報告に加えて、高齢者救急の受け入れ、救急・急性期医療提供を広く行う医療機関機能を明確にした上で、新たに「医療機関機能」の報告を医療機関に求めることを提案した



北大病院 デジタルクローンAI技術「DICTOR」
スタッフ似のアバターが患者説明

 北大病院(渥美達也病院長)は、デジタルクローンAI視聴システム「DICTOR」の院内実装を4月から開始。医療現場の説明業務の短縮化のほか、患者がスマートフォンやタブレットなど身近なデバイスで動画を繰り返し確認でき、説明をより理解しやすくなった。今後は、診療科へのさらなる実装や利便性向上を目指していく考えだ。



中村記念 障害者病棟でのポジショニング推進 
レベルアプローチで意識を高める

 中央区の中村記念病院(中村博彦理事長・499床)は、障害者病棟で看護師とリハビリスタッフが連携して、脳血管疾患患者に対する拘縮予防ポジショニングを開始。ベッドサイドの写真掲示やチェックシートなどを用いて、患者の状態に応じた安楽な状態保持、定期的な可動域測定等のデータ分析、統一したポジショニング勉強会の積み重ねなど、患者変化を実感しながら、意識と知識を高めるレベルアプローチに取り組んでいる。



伊藤財団 渥美氏らに助成贈呈 若手研究者を幅広く支援

 伊藤医薬学術交流財団の各種助成金の贈呈式が、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で開かれた。伊藤太郎学術賞に選ばれた、渥美達也北大免疫・代謝内科学教室教授に対し、島本和明理事長から賞状が手渡された。2024年度の助成件数・金額は、59件・2270万円。



ユマニチュードなど道内外実践例報告 日本介護福祉学会シンポ

 日本介護福祉学会大会が札幌市内で開かれ、大会企画シンポジウム「科学的介護が照らす全人的介護への道~科学的介護の具体的取り組みから」では、認知症ケア技法ユマニチュード、ダイバージョナルセラピーの道内外実践事例が報告された。人のぬくもり・思いやり(ヒューマニティ)を大事にしてきた介護と、画一的なイメージのある科学(サイエンス)は相反するものでなく、統合していくことで全人的ケア実現に近づくなど認識を共有した。



北海道医療シンポジウム すでに入院患者数最大を迎えた道内
牧野氏が講演「踏み込んだ議論を」

 日本医業経営コンサルタント協会道支部は、北海道医療シンポジウム「サスティナビリティ時代の病院経営と地域医療を考える」を、札幌市内で開催。牧野憲一旭川赤十字病院院長が、「コロナ後の地域医療を考える」と題して講演し、患者数の減少やそれに伴う地域の医療の現状、今後の課題などを話した。



●厚労省予算概算要求 25年度1.4%増34兆2763億円 

 DX推進、かかりつけ医機能整備など

●札幌南一条 肝・胆・膵ドック解説 コストパフォーマンスと経験で差別化

●60代からへき地医療に むかわ町国保穂別診療所 香山リカ氏インタビュー

●50代開業医の勤務状況 長時間労働が常態化─日医総研調査

●大蔵商事 住宅型有料ホーム「スリールしあわせ館」 札幌市東区で18日オープン

●研究開発助成に58件 ノーステック財団採択

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