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北大病院 HBV既往感染患者 高感度HBs抗原測定
予後指標の可能性示す ほか

2024年11月11日

北大病院 HBV既往感染患者 高感度HBs抗原測定
予後指標の可能性示す

 北大消化器内科学教室(坂本直哉教授)の保浦直弘医員、須田剛生講師、大原正嗣特任助教、同院消化器外科学教室I武冨紹信教授、国立国際医療研究センター、JCHO北海道病院らの研究グループは、B型肝炎ウイルス(HBV)既往感染の肝がん患者が「高感度HBs抗原測定」で陽性反応である場合、予後不良となることを発見した。論文は9月、米国科学誌「Alimentary Pharmacology & Therapeutics」に、オンライン公開された。



JR札幌 患者受け入れ判断を連携センタースタッフに委譲
「待ち時間ゼロ対応」

 札幌市中央区のJR札幌病院(四十坊典晴院長・312床)は、地域医療連携センタースタッフが連携病院からの患者受け入れを判断する「待ち時間ゼロ対応」を実践している。連携先医師と患者を電話口で待たせる時間を短縮するため、同病院医師に転送する手間をなくし、センタースタッフに受け入れ判断の権限を持たせた。7月からスタートさせた取り組みで、連携先からの評判も良く、紹介患者数が1.3倍に増えたという。



東札幌 個別対応138種類、きめ細かな配慮
病院給食で大臣表彰に輝く

 札幌市白石区の東札幌病院(石谷邦彦理事長・243床)は、病院給食において、嗜好やアレルギーの有無、咀嚼嚥下等の状況に合わせて、主食30種類、禁止対応42種類、特別な指示66種類を組み合わせた、きめ細かな配慮を行った個別患者対応を実施。8割ががん患者で、緩和ケア病棟も運営する中で、たとえ少量でも「食べられるという感覚を支援することに重きをおいた関わりを大切にする」栄養サポートを展開。組織や管理面においても、高い評価を受けており、2024年度の栄養関係功労者厚生労働大臣表彰に輝いた。



道内透析患者22年微増、全国は初減少
糖尿病性腎症4割、腎硬化症17.5%─道透析療法学会で報告

 旭川市の北彩都病院の和田篤志副院長(日本透析医学会調査委員)がまとめた日本透析医学会統計調査に基づく2022年末の透析療法の現状によると、全国の透析患者総数は34万7474人(前年末比2226人減)で、調査開始以来、初めて前年比より減少。本道は、全国約4.7%にあたる1万6267人で、106人と微増。糖尿病性腎症が全体の4割占めた。第101回北海道透析療法学会学術集会で報告された。



ミャンマー日本語学校で初任者研修開講計画
「即戦力」を道内事業所へ 室蘭・北斗文化学園と千歳・machito

 室蘭市内で介護福祉士養成の北海道福祉教育専門学校など運営する学校法人北斗文化学園(本部・同市)は、ミャンマーにある日本語学校で介護職員初任者研修を開講する計画だ。来日時点で基本的な日本語能力とともに、日本の介護基本スキルを身につけた「即戦力」養成を目指す。早ければ年内にも現地に講師を派遣し研修開始予定。研修期間は2カ月ほどを見込み、2025年度中ごろには道内介護施設・事業所で就業可能となる見通しだ。



国民医療費22年度3.7%増46兆6967億円
本道1人当たり43万2600円と8番目

 厚生労働省が発表した2022年度の国民医療費は46兆6967億円で、前年度より3.7%、1兆6608億円増加、1人当たりは4.2%増の37万3700円だった。国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は8.24%(前年度8.13%)と0.11ポイント上昇。本道は2兆2236億円、1人当たりは全国より5万8900円多い43万2600円で、高知、鹿児島、徳島、長崎、佐賀、大分、熊本に続いて、8番目に高かった。



●地域医療構想調整会議協議会で報告 

 回復期病床不足、地域差拡大が課題 都市部へ流出加速危惧の意見も

●交雄会新さっぽろ 入退院支援室の再構築へ アンケートで各職種が課題を共有

●リードレスペースメーカー 特徴、植え込みなど解説─道臨工学会

●日医会員情報システム 「MAMIS」運用開始

●特養コスモス苑 札幌市豊平区 無料ICTツール導入 低コストで業務効率化

●理事長賞に北大・山田氏 ノーステック財団若手研究

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