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医学教育・研究の充実へ 診療参加型臨床実習、医師偏在解消を推進
文科省 2次中間取りまとめ案 ほか

2024年5月27日

医学教育・研究の充実へ 診療参加型臨床実習、医師偏在解消を推進
文科省 2次中間取りまとめ案

 文部科学省は、「今後の医学教育の在り方に関する検討会」第10回会合を開催、今後の医学教育や医学研究の充実に向けて、第2次中間取りまとめ案を提示した。診療参加型臨床実習の実質化、担当教員の適切な評価、コンテンツの共有化、医師偏在解消に資する教育上の方策のほか、研究医枠の増員、たすきがけ型研修の推進なども盛り込んだ。



全国でPTLIF普及 導入30施設700症例以上
AI画像解析で安全・確実に

 東区で札幌脊椎内視鏡・整形外科(9床)を運営する長濱賢理事長は、自らが開発した全内視鏡下腰椎椎体固定術(PETLIF)の普及に力を入れている。PETLIF研究会代表として、精力的に活動。全国での実施施設が30施設を超え、手術件数が合計700例以上となるなど、順調に増加しており、長濱理事長は治療法の選択肢の一つとして、PTLIFが確立していくことに自信をみせる。



中村記念 脳卒中後の上肢痙縮患者へ 拡散型圧力波治療で高い改善効果

 中央区の中村記念病院(中村博彦理事長・499床)は、拡散型圧力波治療(RPW)機器を使用した脳卒中後の上肢痙縮治療を開始。肩関節外転や屈曲、肘関節伸展、手関節背屈等で有意に可動域の改善が見られており、複数回照射による痙縮抑制の継続効果も得られたことから、今後症例数を増やし、介入実績を重ねていきたいとしている。



篠崎札医大助教 アルコール低濃度域の神経メカニズムを解明
運動抑制に関わる脳機能変化を発見

 札医大神経科学講座の篠崎淳助教と阪大の松本博志教授らの共同研究グループは、呼気アルコール濃度0.15mg/L時におけるヒトの行動と脳活動について、fMRIと筋電図計測を同時に行い検証。結果、少量のアルコール摂取は、不適切な行動を抑制する機能に関わる右下前頭皮質の活動を亢進させることを明らかにした。研究成果は、道路交通法など適正な法活用へつながるよう期待されている。



介護保険外自費サービス特化 札幌市東区・付き添いのシエル 
通院付き添いや家事、飛行機同乗も 専門職スタッフが「制度の隙間」対応

 札幌市東区の「付き添いのシエル」は介護保険外自費サービスに特化した高齢者支援を展開している。いわゆる「制度の隙間」を埋めるもので、スタッフによる通院付き添い、受診時に医師説明を一緒に聞くなどの支援をはじめ、介護保険対象にならない家事依頼に対応する。稚内市の認知症グループホーム入居男性の札幌市内特養入居のため、飛行機に同乗した例もあり、サービス自由度の高さからリピーターも多い。



●インタビュー 吉岡 昇 道保健福祉部長 地域全体で必要な医療を確保

●JR札幌 患者の意思決定支援 手厚い心不全緩和ケアへ

●函館・おでかけリハビリ 商福連携で健康増進図る

●医学会連合 適切なオンライン診療へ 29学会39研究を提言

●買い物支援兼ね歩行訓練 予防専門リハビリセンター「トレリハPLUS+」

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