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地域医療構想「区域」の見直しへ 都市部への医療資源偏在加速を阻止
道総医協専門委で議論開始

2024年6月10日

地域医療構想「区域」の見直しへ 都市部への医療資源偏在加速を阻止
道総医協専門委で議論開始

 道は地域医療構想に係る「2024年度北海道取り組み方針」案を、道総医協地域医療専門委員会(委員長・佐古和廣道医副会長)提示した。厚生労働省は新たな地域医療構想の策定に向け、検討会で議論を進めており、道は構想区域の見直しへ、2次医療圏と構想区域の整合性を図り、都市部への医療資源の偏在を加速させることのないよう、24年度から検討議論をスタートさせるとした。



小樽市立 国際骨粗鬆症財団銀賞に 院内多職種でチーム医療

 小樽市立病院(並木昭義事業管理者、有村佳昭院長・388床)は、22年7月から多職種によるリエゾンチームを結成し、高齢者等の2次性骨折予防に注力。同市との連携などもあって、順調に活動の幅が広がっており、国際骨粗鬆症財団により銀賞に認定された。道内自治体病院とはしては初で、現在は市立釧路総合病院も銀賞に認定されている。



北大・岩﨑教授研究G 早期変形性関節症のメカニズム解明
バイオマーカーへの活用を期待

 北大整形外科学教室の岩崎倫政教授、小野寺智洋准教授、宝満健太郎博士研究員らと、名大糖鎖生命コア研究所の古川潤一特任教授らは共同で、変形性関節症(OA)の初期段階において、軟骨変性を誘発する糖鎖構造変化のメカニズムを明らかにした。将来、未病段階でも軟骨疾患の進行リスクの高い人を区別できるバイオマーカーの開発が期待される。



認知症高齢者、40年に584万人 
厚労省が約10年ぶり推計値 200万人下方修正

 厚生労働省は約10年ぶりに認知症高齢者数将来推計を公表した。高齢者人口がピークになる2040年時点で、認知症高齢者数は584.2万人(有病率14.9%)、今回初めて推計に加えた軽度認知障害(MCI)は61.8万人(同15.6%)に上るとした。認知症高齢者数は12年公表推計値802万人から200万人余り下方修正した。



新たな地域医療構想でヒアリング
全自病 公民関係ない検討推進を 有床診協 「診療所病床」を提案

 厚生労働省の「新たな地域医療構想等に関する検討会」は、医療、介護関係を対象にした3、4回目の団体・有識者ヒアリングを行った。2040年ごろを見据えた新たな地域医療構想に向けて、全国自治体病院協議会は公民関係ない機能分化・連携の構想推進、全国有床診療所協議会は地域医療を支えるために、『診療所病床』という新しい病床単位の導入を提案した。



●地域包括医療病棟入院料 在院日数等の要件実績除外可に

 3カ月上限 26年5月末まで

●市立函館 道南初 ウルフ─オオツカ手術Ⅱ法を開始 血栓性脳梗塞予防に効果

●日医産業保健委6項目提言 認定産業医の役割より重要に

 オンデマンド研修やデジタル化検討を

●新会長に打田副会長 道介護福祉士会が役員改選

●健保組合 24年度収支見込み 前年度から赤字膨らむ

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