2025年3月10日
急性期入院料1 24年は10病院1537床減 札幌3施設262床ダウン
道厚生局の資料に基づく本紙集計によると、1月15日時点で、昨年同期と比べて道内で急性期一般入院料1を算定する病院数は79病院1万5254床となり、前年同月と比べて10病院1537床減った。2次医療圏別にみると、最も多く減少したのは南渡島で3病院623床減少した。
北海道脳神経外科記念 医療用BMIを導入 重度片麻痺の機能回復に効果
札幌市西区の北海道脳神経外科記念病院(三森康自理事長、小柳泉院長・134床)は、医療用BMI(Brain-Machine Interface)手指タイプを導入。重度片麻痺患者のリハビリテーションで活用し、機能回復に効果を挙げている。
札幌西円山 整形外科クリニックとの連携強化 相談件数、受入患者も大幅増加
札幌市中央区の札幌西円山病院(成田吉明理事長、山田陽院長・603床)は、札幌市内の整形外科クリニックを対象に、後方支援連携をターゲットとした広報活動を推進。2022年度の18施設から23年度は117施設に拡大し、周知活動や院長と訪問活動を実施して取り組みを強化した結果、患者相談件数は前年度比5.7倍となり、そのうち4分の3が入院につながり、紹介元に逆紹介したクリニックからの新たな紹介も大幅に増加するなど、大きな成果を上げている。
回復期リハビリ病棟研究大会
橋本大会長 共生社会へプロボノ重要 リハビリ専門職ら知見深める
回復期リハビリテーション病棟協会第45回研究大会in札幌が、札幌コンベンションセンターで開催。大会長講演では札幌渓仁会リハビリテーション病院の橋本茂樹院長が、認知症になっても住みやすい地域づくりに取り組む自身の実践と、専門職としての知見を生かした社会貢献「プロボノ」の大切さを訴えた。
児童発達支援が隣接 子どもと交流でQOL向上
地域密着型通所介護「あったかい湯豊平」─札幌・豊平区
札幌市中央区の仁が同市豊平区で運営する、地域密着型通所介護「短時間入浴デイサービスあったかい湯豊平」(定員15人)は完全個別の入浴と機能訓練に注力した午前・午後2部制の半日型。隣接する同社運営児童発達支援事業所「あった豊平」との、子どもたちと利用者の触れ合う機会を設けるなど入浴、交流によるQOL向上を図っている。
働き方改革実践セミナー
丸一氏 経営者は負のスパイラルに
太田氏 マッチング苦労も効果高く
道医療勤務環境改善支援センター、道労働局、道が主催、道医が共催する「医療機関における働き方改革実践実例報告セミナー」が札幌市で開かれ、札幌柏葉会病院の丸一勝彦副院長が「未来へつなぐ医師の働き方改革への取り組み」、帯広厚生病院の太田由紀産業保健師が「医療機関における産業保健活動と医師面接指導の実際」について、それぞれ報告を行った。
●大学本院「特定機能病院」要件見直しへ 基礎的と発展的の基準評価に変更
医師派遣機能新たに加える
●北海道循環器 MMSEを活用した服薬支援 患者のアドヒアランス向上
●1人職場で働く産業保健看護職 全国平均より高水準 道内実態調査で明らかに
●地域共生支援アプリ 認知症高齢者の捜索活用
●石狩市・リハビリフォーム 福祉用具事業所が訪問看護「リハート」開設
●乳腺診療の授業が極端に少ない 乳癌学会 大学教育で改善提言