2025年8月4日
旭医大・水上教授研究G HiDy搭載のDNAシーケンサーで
遺伝子の低頻度変異を検出
旭医大消化器内科学分野の水上裕輔教授、同大先進ゲノム地域医療講座の玉村伸恵技能補佐員、札幌東徳洲会病院医学研究所の小野裕介部門長らの研究グループは、日立ハイテクと共同で、DNAシーケンサーの応用によって、膵がん患者にみられるKRAS遺伝子の1%未満の低頻度変異を高感度で検出することに成功。これまで難しかった膵がんの早期診断実現が期待される。
札幌山の上 認知症ケアチーム活動の効果高く 実践能力や対応力が向上
札幌市西区の札幌山の上病院(蕨建夫理事長、長谷川公範院長・288床)は、認知症ケアチームを発足して1年が経過。看護職とリハビリ職の情報共有、対応力の強化により、自身の知識や実践能力が高まったとするスタッフが増加。チーム活動の満足度も高く、患者の尊厳、その人らしさを大切にした身体的・精神的サポートアプローチがより深みを増している。
札幌山の上 認知症ケアチーム活動の効果高く 実践能力や対応力が向上
札幌市西区の札幌山の上病院(蕨建夫理事長、長谷川公範院長・288床)は、認知症ケアチームを発足して1年が経過。看護職とリハビリ職の情報共有、対応力の強化により、自身の知識や実践能力が高まったとするスタッフが増加。チーム活動の満足度も高く、患者の尊厳、その人らしさを大切にした身体的・精神的サポートアプローチがより深みを増している。
札幌清田 終末期がん患者の予後予測を検証 PiPSが客観的かつ高精度
札幌市清田区の札幌清田病院(西里卓次理事長、山内尚文院長・109床)では、終末期がん患者について、「がん治療医」と「緩和ケア医」の予後予測と実生存期間を比較分析した。その結果、がん治療医による予測は実際より長く見積もられる傾向であるほか、予後予測ツールが有用なことが明らかとなり、検証を行った小池和彦緩和ケア内科医は、精度の高い予測ツールの適切な使用を訴えている。
中医協で「入院医療」議論開始 7対1は33.5万床にダウン
地域包括医療病棟は149施設に
厚生労働省は、中医協総会で、急性期、包括期、慢性期の「入院医療」について議論を開始した。「急性期入院医療」では、一般病床数は2023年10月現在、88万2862床と緩やかに減少しており、平均在院日数は短縮傾向。1日平均在院患者数、病床利用率は20~22年度にかけて大きく低下したが、23年度には下げ止まっている。DPC対象病院数は制度開始以降経時的に増加し、高い水準で推移しているとした。
温かいスープがつなぐ地域の絆 旭川・永山地区「スープの冷めないきずなづくり」
孤立防止、世代間交流を生む訪問型プロジェクト
高齢化や地域のつながり希薄化の進む中、高齢者の食の健康と孤立防止両立を目指したユニークな取り組みが旭川市永山地区で広がっている。永山まちづくり実行委員会を中心として進められているのは「スープの冷めないきずなづくり」と名付けられたプロジェクト。地域の多様な団体の協力の下で、学生ボランティアが高齢者世帯を訪問し温かい手づくりスープを届ける活動で、世代間交流を生み出している。
医学教育在り方3次取りまとめ
大学病院は役割・機能の重点化を 地域医療への貢献位置付け
文部科学省は、今後の医学教育の在り方に関する検討会の第3次取りまとめを公表した。大学病院は厳しい経営、経営が破綻しかねない危機的な状況にあるとした上で、働き方改革の推進や処遇改善、高度な医療技術習得環境の維持・発展に力を注ぎ、経営改善を図っていく。すべての大学病院が教育・研究・診療を一様に最大限に取り組むのではなく、担うべき役割のエフォート配分の検討、役割・機能の重点化、地域医療構想の推進へ、組織的かつ主体的な取り組みを求めた。
●新たな地域医療構想へ検討会スタート 26年3月までにGL、医療計画指針発出
●さっぽろ南大橋クリニック CKD早期発見へセミナー 生活習慣のポイント解説
●旭川厚生 多職種連携でゲノム医療推進 安定的持続的な体制整備
●40年サービス提供検討会議論まとめ 中山間で訪問・通所組み合わせ
サービスの維持・確保策へ整理
●札幌市手稲区内認知症GH管理者ら 横つながり、顔見える関係づくり
グループ「ぐるホットていね」立ち上げ
●無線LAN提供病院5割c票に 電波環境協24年度調査