2024年11月25日
札幌市 医療保護入院者訪問支援事業を本格始動
4病院試行、孤立感改善等で効果
札幌市は、札幌市長同意による医療保護入院者を対象とした、入院者訪問支援事業を本格的に開始した。精神保健福祉法の改正によって、4月から新設された都道府県・指定都市の任意事業。精神科入院患者の孤独感の解消などを主な目的とし、市内4病院による先行実施の結果を受けて、本格的に事業を進めていく。
函館五稜郭 胸部X線で遠隔読影支援 AIで「見落とし防止」
函館市の函館五稜郭病院(髙田竹人理事長、中田智明院長・480床)は、呼吸器内科・外科医以外の診断補助ツールとして、AIを用いた胸部エックス線画像対象の医療安全サービスを道南で初導入した。より的確な診断が可能となり、腫瘍の早期発見、治療に役立てている。
痛み・しびれを考える会 最新デバイスによる「腰椎制動術」
間欠性跛行が消失、良好な治療成績
痛み・しびれを考える会の第9回学術講演会が札幌市で開かれ、釧路労災病院の井須豊彦脳神経外科部長・末梢神経外科センター長が、最新デバイスを使用した低侵襲手術として注目されている腰椎制動術の症例を紹介。「ほとんどの患者の間欠性跛行が消失し、極めて良好な治療成績を収めている。合併症の発生リスクも低い安全な手術でメリットが多い」と発表した。
地域密着型デイ「Re―Start」札幌市西区
「動き出しは本人から」 利用者主体のケア実践
札幌市西区で4月に開設された、Start movementの運営する地域密着型通所介護「Re―Start(リスタート)」は大堀具視代表取締役(作業療法士、ケアマネ)の提唱してきた利用者に接する際の技術と考え方「動き出しは本人から」を理念に掲げ、利用者主体のケアを実践している。先回りの介助を行わず、本人の動き出しを尊重する関わり方を体現する場となっており、利用者の気持ち、姿勢にも前向きな変化が見られるようになってきた。
●医療、医師の偏在是正へ 財務省 特定過剰サービスの減算等を提言
●札幌美しが丘脳神経外科 救急搬送中に医師が同乗 地方の患者を早期治療へ
●道内世帯総数50年に18.4%減 世帯人員は全国最小1.78人に─社人研推計
●厚労省検討会中間整理素案
業務範囲を明確化、ケアマネジメント注力できる環境整備提言