2025年11月17日
透析実施265施設、ベッド306床増加 道内透析医療24年度現況
透析患者数は6.3%増1万5526人に
道が2024年12月1日現在でまとめた透析医療の現況(回答施設の集計)によると、透析実施施設は前年同月より15施設増えて265施設となった。透析患者は6.3%・921人増の1万5526人となっている。調査回答数が21施設増えて265施設になったことから、各数値の変動につながっている。
王子総合 看護師主導の相談体制 身体抑制率8割減の効果
苫小牧市の王子総合病院(岩井和浩理事長・440床)は、認知症ケアチームの介入と看護師主導の相談体制を整備した。入院患者の身体抑制率が約80%減少し、転倒件数増加の防止に加え、現場の意識変化、行動改善など医療スタッフの自主的なケア推進にもつながっている。
リハ専門職団体協 賃上げ実態調査
半数施設が給与引き上げ未実施 恒久的賃上げ期待できず
日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会で構成するリハビリテーション専門職団体協議会が実施した「2025年度リハビリテーション専門職の賃上げ実態調査」によると、リハ職の給与引き上げは半数程度の施設で実施されていないと分かった。
最期まで自分らしく過ごす 星野氏 これからの話し合い重要
─札医東支部人生会議シンポジウム
札医東支部は、在宅医療と介護の連携に関するシンポジウム「人生会議について」を開催。東苗穂病院の星野拓磨副院長が基調講演を行い、動画視聴を通じて、人生会議(ACP)について解説。最期まで自分らしく過ごすために、大切な人とこれからを話し合う重要性を伝えた。
「包丁研ぎ」で社会参加、交流創出
手稲鉄北地区福祉のまち推進センター 高齢者特技生かし活躍場づくり
札幌市手稲区社協と手稲鉄北福祉のまち推進センターは「包丁研ぎ」を通した高齢者活躍の場創出による社会参加、住民の困り事解決に取り組んでいる。依頼した住民同士、待ち時間に会話に花を咲かせて交流が生まれ、体操サークル活動日と重ねることで見学につなげ、健康寿命延伸も見据える。高齢者の特技を生かした活躍機会を生み、多岐にわたる効果創出を図っている。
26年度改定財務省提案 診療所報酬や調剤報酬の適正化を
かかりつけ医機能の体系構築も
財政制度等審議会・財政制度分科会が5日開かれ、社会保障をテーマに議論した。財務省は、医療について「経済・物価動向等への対応と保険料負担の抑制努力を両立させるモデルを示さなければならない」と提言。
●中医協 地域包括医療病棟要件 5%未満ルール見直しへ意見多く
●王子総合 看護師主導の相談体制整備 身体抑制率80%減の効果
●新札幌ひばりが丘 生活習慣病管理料算定にRPA 時間外業務14%減
●6病院団体消費税調査 5割以上の病院で補填不足 規模が大きいほど不足傾向
●しおり900枚、市教委寄贈 利用者が特技生かし作製 恵庭・地域密着デイ「おしゃべりサロン」
●短期滞在手術基本料見直しへ 入院から外来移行を促進