2026年3月2日
道内保健所別「10万対医師数」 地域格差は300.9とさらに拡大
釧路、旭川市の大幅ダウン目立つ
道がまとめた2024年の道内医師数の人口10万対は270.3で、前回(22年度)調査に比べて5.5増えた。従事地による保健所別にみると、減少が11保健所で、特に釧路が47.8減の148.6、旭川市が20.5減の394.8と大幅ダウンが目立った。一番人口の多い札幌市が366.5、低い上川が65.6となっており、地域格差は前回の296.8から300.9へさらに拡大した。
帯広・刀圭会 老健アメニティ帯広 外国人雇用が現場の質高める
3~5年の採用計画でWin-Win関係構築
帯広市を中心に病院や介護老人保健施設などを運営する社会医療法人刀圭会(長谷川賢理事長)は、8年程前から外国人労働者を積極的に雇用し、ケアの質向上に結び付けている。老健アメニティ帯広では、ネパールなどからの労働者が介護職として活躍。明るい人柄や仕事に向き合う真摯な姿勢が入所者、日本人スタッフから好評で、組織のケア底上げに向けた大きな力となっている。
職場に吹く「新たな風」 新卒訪問看護師を初採用
メンターシップで精神面もフォロー─釧路・訪看STはまなす
釧路市内で社会医療法人孝仁会(齋藤孝次理事長)が運営する、訪問看護ステーションはまなす(川上京管理者)は2025年度、初めて新卒看護師1人を採用し、組織全体で育成に取り組んでいる。従来のプリセプター制ではなく、より包括的な支援を可能にする「メンターシップ」を導入。川上管理者自身がメンターとなり、訪問看護に必要な知識や技術、経験を伝えながら、日々の成長を温かく見守っている。新卒者の加入は、日常の看護を振り返るなど既存職員にも好影響を与え、職場に「新たな風」を吹かせている。
地域医療を支える独自の取り組み
道内市町村9割実施、半数が奨学金事業 25年度道調査
道が公表した、市町村における地域医療の確保に関する事業等調査結果によると、「市町村で独自に取り組んでいる地域医療を支える取り組みがある」と答えた市町村は全体の9割に上ると分かった。開業医誘致助成、民間人材紹介活用などの医師招聘等事業が目立つ。将来を見据え、医学生、看護学生らの研修・実習受け入れなどに取り組む自治体も多い。
「外見ではなく、表情や接し方」
介護職の染髪・ネイル許し、定着図る─千歳・えみな
千歳市内で小規模多機能、サービス付き高齢者向け住宅、認知症グループホーム等を運営する「えみな」では、スタッフの染髪とネイルを自由にして、介護職の定着、働く意欲向上に取り組んでいる。同社取締役・糸田幹大氏(介護福祉士、社会福祉士、ケアマネ)自身が髪を赤やオレンジにして、染髪できる雰囲気づくりを主導。入居者や家族からの不満の声はなく、むしろ髪色やネイルをきっかけに高齢者との新たなコミュニケーションのきっかけになるといった効果も生んでいる。
24大学が薬学実務実習を実施
標準費用の協議会検討を了承─養成問題懇談会
文部科学省と厚生労働省による新薬剤師養成問題懇談会が開かれ、薬学実務実習・薬学実践実習、実践実習(アドバンスト実習)の運用・方向性、実務実習指導薬剤師の養成ワークショップ内容、薬学共用試験実施状況、問題を抱える大学への今後の対応、薬科大学・薬学部における地域枠の拡充、薬学教育評価などについて議論した。
●小児地域医療C、周産期母子Cを基幹に 「集約化・重点化」等を提起─WGとりまとめ案
●入院時におくすり手帳持参でミス防止 北彩都 医療安全コンテスト優秀賞
●札幌麻生脳外 リハビリ・栄養・口腔加算算定1年半 多職種連携で退院準備早期化効果
●「無痛分娩」取り扱い施設 この3年で100件近く増加 麻酔科医、産婦人科医対応が半々
●優月舎 事業所開設から7年 独居、認知症高齢者支援が核 札幌厚別区
●地域の主体性、納得重視を 新・地域医療構想策定GL 日病が意見書