2025年9月29日
道内市町村国保23年度財政 収支差引額38億7000万円
15年連続の黒字に
厚生労働省がまとめた、道内市町村の国民健康保険の2023年度財政状況速報値によると、決算収支は収入総額が5527億3980万円(対前年度比0.3%減)、支出総額が5488億6630万円(同0.2%減)で、収支差引額は38億7349万円(同13.7%減)となり、15年連続の黒字となった。
帯広・開西 FLSで転倒防止等介入効果 十勝圏域で連携・普及へ
帯広市の開西病院(細川吉博理事長・199床)リハビリテーション科は、2次性骨折予防を目的に骨粗鬆症リエゾンサービス(FLS)を導入し、対象患者の治療開始率9割を達成した。転倒防止、運動能力低下などの成果に手応えを感じる一方で、継続率は5割にとどまっていることから、継続サポート体制整備とともに、今後は院内患者に限らず、十勝圏域での普及、啓発に力を入れていく考え。
北大・藤岡准教授研究G 細胞間の「会話」を利用したウイルス感染促進機構の解明
カルシウム波伝播で感染を加速
北大細胞生理学教室の藤岡容一朗准教授ら研究グループは、インフルエンザウイルス(IAV)が最初に感染した細胞を起点に、感染細胞から放出されるADP(アデノシン二リン酸)が周囲の非感染細胞に伝わり、カルシウム濃度上昇を引き起こすことで感染を加速させる仕組みを解明した。
北大保健科学研究院 中庭プロジェクト
地域高齢者、教員、学生ら協働で菜園、花壇づくり
共生社会構築、コミュニティーの輪広げる
北大大学院保健科学研究院の中庭をフィールドに、教員、学生と高齢者、障害者が協働で菜園、花壇づくりを行う「地域共生社会アンビシャスモデル事業プロジェクト(通称=中庭プロジェクト)」が、地域の多様な主体の交流を通して共生社会構築、コミュニティーの輪を広げるモデルケースとして注目されている。
●日医調査 診療所、24年度4割が赤字に 法人医業利益率3.2%にダウン
●札幌徳洲会 調剤機器操作手順を標準化 電子化で教育支援にも効果
●薬剤師在宅業務 深刻な赤字構造 保険薬局協会が改善訴え
●自費訪問リハイブ ADL低下予防、QOL維持・向上を支援 施設での「リハビリ診断」推奨