2025年2月24日
道内病床機能報告23年度 急性期1.0%・慢性期1.5%減少
高度急性期1.5%・回復期2.4%増加
道は、病床機能報告制度に基づき、一般病床・療養病床を有する病院・診療所の医療機能ごとの2023年度(7月1日時点)の病床状況を公表した。「高度急性期」は前年同月に比べ94床増の6434床、「急性期」は315床減の3万2653床、「回復期」は206床増の8904床、「慢性期」は356床減の2万2952床となった。急性期は1.0%、慢性期は1.5%の減少だったものの、高度急性期は1.5%、回復期は2.4%の増加だった。休棟等は114床増えて3938床になっている。
市立釧路 1年前倒しで新棟を27年7月オープン 効率的設計で基幹機能を強化
市立釧路総合病院(森田研院長・599床)は、建設を進めている新棟のオープン時期を当初基本計画より1年前倒し、2027年7月から供用を開始する予定だ。地上12階地下1階、S造(一部RC造)延べ約4万平方メートルで、総病床数は535床を計画。「地方センター病院」として、三次救急医療機関、地域災害拠点病院、地域周産期母子医療センターなどの機能を拡充する。
札幌南一条 透析患者の下肢動脈閉塞の早期発見へ
独自評価とABIを検証 足背動脈の異常値がリスクに関連
札幌市中央区の札幌南一条病院(西田憲策理事長、土田哲人院長・147床)は、独自の触知・皮膚温による下肢血流のリスク評価を導入するなど、血液透析患者における下肢閉塞性動脈硬化症(PAD)の早期発見に力を入れている。こうした独自評価と血圧脈波検査(ABI)の有用性を検証し、ABIよる異常値と足背動脈の狭窄で関係性が高いことが分かった。
国がん調査 21年院内がん登録 10年生存率は54.0%
国立がん研究センターは、2021年院内がん登録された、がん診療連携拠点病院など361施設・39万4108人の患者の10年生存率は54.0%だったと発表した。
町内事業者が連携強化
中標津町介護保険事業者協議会・住暮楽夢 人材確保や魅力発信などに力
中標津町では町内介護保険事業者が連携し、人材確保や介護の魅力発信等に取り組む「中標津町介護保険事業者協議会 住暮楽夢(すくらむ)」が活動に力を入れている。商業施設での写真展・研修会開催をはじめ、2024年度は初めて介護職らが日ごろの思い、悩みを語り合う集いなどを企画。円滑な相談、感染症発生時の支援などで連携が生かされている。
●道25年度予算案 地域医療・福祉充実に286億6000万円
●市立札幌 ASTに臨床検査技師6人 専門生かし迅速対応
●認定看護師合格者 日看協 24年度は1290人に
●札幌市24年救急出動 4.2%減11万4900件 重症・中等症割合アップ
●NPO法人福祉のしゃべりば ごみ出しボランティアつなぐ スマホアプリ開発へ