2025年7月28日
道内病院病床1年間に1663床ダウン
24年度圏域別変動状況 釧路、西胆振、留萌、北網、上川中部が大幅減
道の病院現況調査に基づく本紙集計では、4月1日現在の病院数は528病院で総病床数8万7889床となっており、2024年度の1年間で1663床減少した。特に病床削減する医療機関をバックアップする医療施設等経営強化緊急支援事業(病床数適正化支援事業)の申請により、3~4月にかけて大幅な削減が目立った。種別でみると、一般が894床、療養が441床、精神が292床、結核が36床それぞれ減っている。
手稲渓仁会 地域格差是正に貢献 ドクターヘリ運航から20年
本道初のドクターヘリ基地病院として運営する札幌市手稲区の手稲渓仁会病院(成田吉明理事長、古田康院長・670床)は、運航開始から今年で20年目を迎える。他地域でもドクターヘリが増えるなどシステムとして着実に定着してきた一方で、搭乗する若手医師の育成や夜間帯などのカバーしきれない患者への対応等の課題も見えてきている。
北大 神経芽腫・骨肉腫へ治療効果 抗GD2抗体用いた光免疫療法の実証
北大歯学研究院小児・障がい者歯科学教室の趙継美医員、小児科学教室の真部淳教授、薬学研究院の小川美香子教授らの研究グループは、光免疫療法が小児がんの神経芽腫や骨肉腫に有効であることを細胞実験および動物モデルで明らかにした。従来の治療に比べ、がん細胞を選択的に死滅させ、副作用も少ないことから新たな小児がん治療として臨床応用が期待されている。
和気あいあい卓囲む 健康マージャン大会初開催
地域活動消極的な男性の外出機会に─当別町社協
「不機嫌な態度はNGです。相手への言い方に気をつけてくださいね」―。職員の呼び掛けに、笑みを浮かべ顔を見合わせる参加者たち。当別町社協は2024年8月から月2回開催しているサロン活動を発展させた特別企画として、初めて健康マージャン大会を開催した。地域活動に消極的な高齢男性の外出機会とするため地域住民の企画で始まったサロンが新たな出会い、交友の場となっている。
●中医協分科会 紹介なし外来受診7割 減少傾向に 特定機能病院は逆紹介率基準下回る
●札幌円山整形外科 椎体骨折の痛み予測に Pain Trajectoryの指標検証
●院内保育所 道内102施設に運営補助 ゼロだった北渡島檜山、宗谷で受け入れ
●道ヘルプ協24年度調査 道内訪問介護 赤字事業所4割超える 基本報酬引き下げが影響