2024年8月26日
道内透析医療23年度現況 実施250施設、ベッド77増6532床
透析患者数は3.3%減1万4605人に
道が2023年12月1日現在でまとめた透析医療の現況(回答施設の集計)によると、透析実施施設は前年同期より3施設減って250施設で、透析ベッド数は1.2%・77床増の6532床となった。透析患者数は3.3%・491人減の1万4605人となっている。
柏葉会 12月に脳神経内科かしわば病院開設
高度検査機器を活用し早期発見治療へ
社会医療法人柏葉会(寺坂俊介理事長)は、12月に脳神経内科かしわば病院を現在の柏葉脳神経外科病院が移転した跡に開設する。院長には柏葉脳神経外科病院の宮岸隆司医長が就任。50年以上、急性期脳神経外科診療を展開してきた同病院のノウハウをベースに、神経難病を中心とした幅広い診療を展開していく。
カレスサッポロ 新病院
災害対応を強化 外来と入院機能を完全分離
札幌市中央区の社会医療法人カレスサッポロ(大城辰美理事長)は、2025年4月開院を目指して札幌総合卸センター商業団地跡地(東区北6条東3丁目)で建設を進めている、「カレス記念病院」の説明会を開催した。新病院は、320床全床を個室とするほか、感染症対応病床18床の新設など、災害対応機能を強化。外来機能と入院機能の完全分離など、さまざまな新しい取り組みを積極的に導入していく。
道内赤十字病院23年度決算 医業収益は62億円の損失
コロナ補助金減少が影響
日赤道支部がまとめた道内10赤十字病院の2023年度医療施設特別会計決算によると、医業外や付帯事業、特別利益を含む病院収益合計は10.7%減の677億1800万円、支出合計1.6%増の685億3400万円で、8億1600万円の赤字となった。新型コロナウイルス感染症対応にかかる行政からの補助金交付が前年度から94億円減少した影響が大きく、医業収支も61億8800万円の損失計上で、引き続き厳しい経営状況になっている。
相談支援体制構築6割超
道内市町村ケアラー支援取り組み状況 道が調査結果報告
2024年度第1回北海道ケアラー支援推進協議会が開かれ、道は道内179市町村を対象に行った取り組み状況調査結果を報告した。5月1日時点で「相談支援体制を構築している」市町村は前回調査の23年7月1日時点に比べ15.1ポイント増え、62.6%に達すると分かった。「ケアラー支援に関する窓口の明確化」を行っている市町村は16.2ポイント増の45.3%だった。
●救命救急センター「充実段階評価」改定 専従看護師配置、重症外傷体制など新規提案
●北海道循環器 理学療法士らが口腔機能評価 心不全患者、予後改善効果に期待
●旭医大病院 CKD重症化予防モデル事業開始 多職種連携で早期発見
治療と仕事で両立支援も
●25年度税制要望 日医 医療DXや地域医療等 日病 消費税等の抜本的対応
●北海道ケアラーズ 仲間づくり、住民理解のため全道キャラバン