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ケア 2025年12月号

特集記事


老後を安心して暮らすための
知っておきたい〝住み替え〟の基礎知識

 高齢化率世界一の日本社会。一方で、核家族化、少子化が進行し、夫婦のみまたは単身の高齢者世帯が増加の一途をたどっており、介護の必要性や一人暮らしへの不安からサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や有料老人ホームなどに〝住み替え〟をする高齢者が増えている。老後に安心して暮らせる家を選ぶために知っておきたい基礎知識について、一般社団法人『あんしん住まいサッポロ』の篠塚正徳代表理事に伺った。

頭痛の種類と治療法
安易な『薬』頼みは危険!

 日常よく経験する症状に『頭痛』がある。日本人の3~4人は頭痛持ちといわれるほど、ありふれた症状だ。時間が経つと痛みが治まったり、我慢できる程度のため医療機関を受診せず市販薬に頼っている人も多いのではないだろうか。だが、薬の乱用は慢性頭痛を招き日常生活に支障を来たしてしまうことになりかねない。新さっぽろ脳神経外科病院(厚別区)の大瀧雅文院長に頭痛の種類と治療法について伺った。

 

―周りの人の支援が大切―
聞こえているのに理解できない『聞き取り困難症』

 聴力検査をしても正常範囲で、難聴でもない。しかし騒音下やグループでの会話、早口で話す人の言葉を聞き取ることが難しい。こうした症状のことを『聞き取り困難症』(LiD: Listening Difficulties)という。札幌医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座の高野賢一教授に聞き取り困難症について解説して頂いた。

 

高齢者こそ〝貯筋〟を
カギは体を〝動かすこと〟と〝気づくこと〟

 「年だから筋力が衰えるのは仕方ない」「今さら筋力トレーニングを始めても手遅れ」などと、諦めてはいないだろうか。研究によって、筋肉は何歳になっても鍛えられるということが分かっている。高齢者の筋力とトレーニング〝貯筋〟について、札幌医科大学保健医療学部理学療法学科の井平光准教授に解説してもらった。

 

カラーグラビア/いいMONOみつけた
暖かグッズ

 寒くなるとなかなか寝付けず、寝る時には靴下が欠かせない人や湯たんぽが手放せないなどなど―いろいろな冷え対策を講じているのではないでしょうか。
 寝つきが悪い人は寝る時に耳をじんわり温めることで安眠効果が期待できるようです。首回りの寒さ対策には、取り外し簡単なネックウォーマーがお勧めです。外出時や就寝時にも利用できるネックリングはオフィスでも使用できます。種類豊富な温かグッズを、冬の寒さ対策に備えてはいかがですか。
取材協力・ハンズ札幌店

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