2026年7月27日
看護師不足が病院経営に影
過酷な就労環境、出産等で離職、地域偏在も
看護師不足が病院経営に暗い影を落としている。道内の看護職有資格者数は近年ほぼ横ばいながら、処遇を含む就労環境、出産・育児に専念するための離職、より環境の良い都市部への集中で地域偏在が生じているのが要因だ。北海道が実施する修学資金貸付制度、北海道看護協会ナースセンター事業による潜在看護師採用など一定の効果を上げているものの、現場の不足感解消までの道は遠い。インターンを受け入れ、自院の魅力をアピールし「選ばれる病院」づくりに力を注ぐことが採用の近道といった意見もある。
釧路協立 異業種・多職種連携で最後の修学旅行支援
本人・家族の思いが原動力に

釧路市の釧路協立病院(石川晶院長、135床)は、脳幹神経膠腫(脳幹グリオーマ)を患う女子中学生のAさんの願いだった「修学旅行への参加」に向け、多職種・異業種で連携した支援に取り組んだ。旅行先の消防署や医療機関へ事前に情報を提供するとともに、カンファレンスを積み重ねながら両親や学校教員の不安を低減。2泊3日の全行程を安全に終えることができた。その背景には、本人の切なる願いと家族の強い思いに心を動かされ、奔走した医療チームの献身的な姿があった。
(小山祐樹)
居宅介護支援事業所を併設 ケアマネと密な連携が強み
厚別ホームケアクリニックのどか

札幌市厚別区で訪問診療を中心に担う厚別ホームケアクリニックのどか(野田雄也院長)は、居宅介護支援事業所「ケアプランセンターのどか」を併設し、医療と介護のスムーズな連携によるサービスを提供している。介護保険未認定の末期がん患者の退院後支援などにも柔軟に対応。医師とケアマネジャーの距離の近さによる密な連携を生かし、ニーズをとらえた運営で地域に貢献している。
(平沖崇徳)
勤務医時間外労働15%まで減少
地域医療に大きな影響なし 厚労省調査
2024年度からスタートした勤務医の時間外労働上限規制。時間外・休日労働が年960時間以上を超える病院・常勤勤務医割合は、16年の39.2%から25年は15.0%まで減少しており、ほとんどの診療科で着実に減少している─。初めて開かれた医師の働き方改革推進等に関する検討会で、厚生労働省は「地域医療に大きな影響が生じる状況ではない」「全体として縮減傾向」との受け止めを示した。
(横山充)
家系図作成で情報整理体験 渓仁会と刀圭会が終活セミナー
ケアハウスカームヒル西円山

札幌市中央区のケアハウスカームヒル西円山(磯貝智美施設長)を運営する社会福祉法人渓仁会は、社会福祉法人刀圭会と共同で「第2回終活セミナー~ほっとみらい教室~」を開催した。刀圭会法人本部の佐藤舞専務主任(39)が講師を務め情報整理、財産把握など、やるべきことを解説。家系図作成といったワークショップを通じ、参加者は終活のイメージを膨らませていた。
(工藤海斗)
●急性期病院B一般入院料 JCHO札幌北辰が届け出
●北見赤十字 オホーツク圏域15病院初の三役情報交換会 連携強化を図る新たな試み
●介護業界における人材確保・定着戦略 問われるトップの経営意識
ビズアップ人事コンサルティング 常盤専務、三上常務
●整備指針改定案を了承 がん拠点病院WG
●ユアセル 「私設公民館」づくりに若者奮闘 高齢者の集いの場や地域食堂
