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北大・佐藤研究G 細菌進化を加速解析
世界初「RIBEA」開発 薬剤耐性予測に期待 ほか

2025年6月9日

北大・佐藤研究G 細菌進化を加速解析
世界初「RIBEA」開発 薬剤耐性予測に期待

  北大獣医衛生学教室の佐藤豊孝准教授を中心とした研究グループは、細菌の進化スピードを急速に加速させ、進化過程で出現した多くの遺伝子変異の中から、病原性や薬剤耐性に関わる遺伝子変異を網羅的に抽出、推定する「RIBEA(Rapid and Integrated Bacterial Evolution Analysis)」を世界で初めて開発した。薬剤耐性菌の発生や病原性増強の予測に加え、耐性機構に応じた抗菌薬や治療法の開発につながる強力なツールとして期待される。



恵佑会札幌 泌尿器科で手術治療再開 久末氏が低侵襲ダビンチ手術

  札幌市白石区の恵佑会札幌病院(高橋宏明理事長、久須美貴哉院長・229床)は、4月から泌尿器科部長に久末伸一氏が就任、前立腺や腎臓、膀胱などの外科手術を再開した。ダビンチを使ったロボット支援手術は、短時間手術で、患者の負担を軽減。前立腺がん治療は順調に患者数が増えてきており、順次、適応を拡大していく考えだ。また、男性更年期外来を開設。必要に応じて手術治療も行い、男性のさまざまな悩みに対応している。



産前産後の母子と若い助産師の育成に全力 助産院エクボ

  札幌市西区の助産院エクボ(髙室典子院長)は、札幌市が実施する産後ケア事業に参画しながら、母子の健康を支援している。宿泊型は年間40件ほど実施しているほか、産後ヨガ、エクボカフェなどを開催し、母親を心身両面でサポートしている。



規制改革推進答申案 医師宿直 遠隔で複数病院兼務可に
オンライン診療のさらなる普及も

  政府の規制改革推進会議は、規制改革推進に関する答申案をまとめた。医療分野において、地域の病院機能の維持に資する医師の宿直体制見直し、地域におけるオンライン診療のさらなる普及及び円滑化、救急救命処置の範囲拡大、在宅医療における円滑な薬物治療の提供、一般用検査薬への転用促進などを盛り込んだ。



リアンヴィレッジなんそら栗山町に開設 デイとカフェ併設複合施設
南空知1市4町の人と人結ぶ交流拠点─清光園(夕張市)

 夕張市で特養、認知症グループホームなどを運営する清光園は栗山町内に通所介護と地域カフェを併設した複合施設「リアンヴィレッジなんそら」を開設した。デイ利用者とカフェを利用する一般客との交流を図るほか、利用者が自由にカラオケや映画を楽しめるよう娯楽室、シアタールームを用意。法人として初の市外展開で、南空知1市4町の人と人とをつなぎ、高齢になっても住みやすい地域づくりを目指す。



財政審春の建議 行動変容を後押しする制度改革を
メリハリある報酬改定提起

 財務省の財政制度等審議会・財政制度分科会は、「激動の世界を見据えたあるべき財政運営」と題した春の建議を取りまとめた。社会保障制度では、持続性確保への改革に不断に取り組む必要や、全世代型社会保障の構築に向けた改革工程に基づき、「医療・介護の給付と負担のバランスの適正化を通じて、現役世代の保険料負担を最大限抑制することが重要」と強調。患者や医療・介護現場において、果たすべき機能や役割の認識共有、その体現に向けた理想像を描きながら、行動変容を制度面でも後押しする制度改革推進へ、バックキャスティング的に議論していくことが有用と提言した。



●医学教育検討会3次中間まとめ 大学病院の教育・研究・診療

  担うべき役割のエフォート配分を

●札幌禎心会 静脈路確保等を放射線部へ移管 検査効率向上、待ち時間減少も

●製鉄記念室蘭 ダビンチ手術1000例超に 23年以降月200件以上実施

●統合失調症患者は安全運転の傾向 北大・岡田助教ら研究グループ

●なないろ社会福祉事務所 アサガオ種配布、見守り実現 交流・生きがい生む効果も

●放射線技師国試合格率 道内95.4% 全国を上回る

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