top of page

M&Aに忍び寄る影 
病院・クリニック売買に格差 ほか

2026年7月20日

M&Aに忍び寄る影 病院・クリニック売買に格差

札幌市内で閉院したクリニック。立地条件は良く廃業の理由を外側からうかがい知ることはできない
札幌市内で閉院したクリニック。立地条件は良く廃業の理由を外側からうかがい知ることはできない

  閉院した病院や診療所を巡り、一定数の患者が通院するブランド力や新旧の医療設備、所在地などの格差が事業承継(M&A)に浮き沈みを与えている。開業医の高齢化や深刻な病気、後継者の不在、経営難を理由に廃業、解散、倒産する病院や診療所が相次ぐ。しかし一方では、勤務医から独立し、新たに病院・診療所を開院する医師も次々と生まれる。開業医への近道は旧病院・診療所を承継するM&Aだが、既存患者の流出や看護師ら医療従事者の退職、医療設備の古さ、他の診療機関と競合する診療圏、過疎化での立地が支障となり、構想が思った通りに進展しない事案も少なくない。

(神田浩司)



札幌スパインジョイントホスピタル 8月オープン オールインワンの脊椎専門病院へ

側面に傾斜を設けるなど特徴的な外観デザイン
側面に傾斜を設けるなど特徴的な外観デザイン

  札幌市中央区で脊椎疾患の専門治療を展開している札幌スパインクリニック(渡邊吾一理事長・無床)は、関連の西さっぽろ病院(56床)を吸収し、中央区北13条西19丁目に56床の新病院「札幌スパインジョイントホスピタル」を8月1日にオープンする。設備を一新し、内藤建築事務所(京都府)による洗練されたデザインを随所に採用。診断から手術、リハビリテーションまで「オールインワン」の脊椎専門病院として新たなスタートを切る。

(住友徹平)



札幌厚生 3月保険適用 腎デナベーション 高血圧治療の新たな選択肢に

RDNを行う八巻部長(中央)
RDNを行う八巻部長(中央)

  札幌市中央区の札幌厚生病院(本間重紀院長・493床)は、3月に保険適用になった高血圧治療「腎デナベーション(RDN)」を開始した。治療の中心となる生活習慣の改善、薬物療法で十分に血圧が低下しない治療抵抗性高血圧症を対象に、新たな治療選択肢を提供する。



道厚生連25年度決算 医業収益、事業収益とも0.7%アップ

  北海道厚生農業協同組合連合会(石井透会長)が公表した2025年度決算によると、医業収益が前年度比0.7%増の824億3200万円、その他事業と事業外を含む事業収益合計は0.7%増の847億3100万円だった。医業費用は物価高騰の影響を受け、大幅に増加したものの、費用の圧縮、診療報酬で手当されない賃上げと物価高騰に対する補助金により、最終損益は当初計画を上回った。26年度でも収支均衡に向け、諸対策に講じるとした。



ごちゃまぜのケア実践 高齢者デイと児童発達支援・放課後デイ 社会福祉法人瓔珞会

子どもと高齢者の触れ合いは日常の光景
子どもと高齢者の触れ合いは日常の光景

  社会福祉法人瓔珞(ようらく)会(石狩市、盛牧生理事長)は、地域密着型通所介護と児童発達支援・放課後等デイサービスを併設による「ごちゃまぜ」ケアに取り組んでいる。高齢者と子どもたちがごく近い空間で共に過ごす環境は、相互の刺激と活気を生んだ。ごちゃまぜは法人全体に波及し、2026年4月からは複数あった職能課を「ごちゃまぜ課」に統合するなど、将来を見据えた新たな組織体制づくりにもつながった。

(平沖崇徳)



ドクターバンク推進事業25年度 医師紹介9人成立 道外増加

  北海道地域医療振興財団(佐古和廣理事長)がまとめた2025年度ドクターバンク推進事業の実施概要によると、常勤医の紹介成立は前年度より1人減の9人で、内科5人、整形外科、麻酔科各1人、歯科2人と、道外が4人と増えた。短期診療支援は998回で4.9%減、延べ日数は2780日で16.6%のダウン。支援医師は3人増えて58人だった。



●地域医療の意地と経営の両立

 経営コンサルタント・丸尾氏(吉岡経営センター代表取締役副社長)に聞く

●KKR札幌医療センター ホテル従業員向けBLS講演 実践交えて緊急時初動対応を指導

●老人看護専門看護師 山下氏ら江別市立スタッフ 若手に役立つ高齢者ケア書籍化

●災害時基幹病院の体制強化へWG設置 札幌市検討部会

●国民性が介護人材と親和 NINATTE ネパール人材勉強会

●持続可能な地域医療再構築 北海道病院学会シンポジウム







bottom of page